生涯就業力論文コンテスト@恵泉祭報告

2021年11月15日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

先週の日曜日(11月7日)に開催された恵泉祭、お楽しみいただけましたでしょうか?
来場者は在学生とオープンキャンパス来場者・関係者のみでしたが、全プログラムをオンライン配信いたしました。B301教室に設置されたライブ配信会場には、各プログラムに関わる学生たちが代わる代わる登壇し、元気一杯の姿を見せてくれていました。

このブログでは、恵泉祭の中で行われた「私が考える『生涯就業力』論文コンテスト」表彰式について、ご報告いたします。

2016年から本学は「生涯就業力」を恵泉ブランドとして打ち出し、教育理念およびカリキュラムの中核に据えて注力しておりますが、それが学生たちの中にどのように受け止められているのかが、一番気になるところです。そこで、本年7月から、「私のいままで、そしてこれからを見つめる『生涯就業力』」というテーマで、論文募集を始めました。

集まった11論文を、「生涯就業力推進センター アドヴァイザリー・ボードメンバー兼客員教授」の皆様に審査いただきました。
厳正な審査の結果、最優秀賞1名、優秀賞3名、入賞者7名が決定し、表彰式を恵泉祭のプログラムの一つとして開催いたしました。

  • 最優秀賞 英語コミュニケーション学科4年 齊藤 葉月
  • 優秀賞  平和学研究科2年 上原 真知子
  • 優秀賞  国際社会学科1年 小野 晏奈
  • 優秀賞 国際社会学科1年 大熊 羽波
  • 入賞 英語コミュニケーション学科3年 松本 千佳
  • 入賞 英語コミュニケーション学科3年 石川 真妃
  • 入賞 国際社会学科3年 古座岩 真衣
  • 入賞 日本語日本文化学科2年 田中 愛実
  • 入賞 英語コミュニケーション学科2年 清水 紗良
  • 入賞 社会園芸学科2年 石野田 琉歌
  • 入賞 英語コミュニケーション学科1年 荒巻 可奈

表彰式の模様もライブ配信いたしましたが、アドヴァイザリー・ボードメンバー兼客員教授4名と、学園から樋野興夫理事長・廣瀬薫学園長・宇田川篤本部局長、学長室メンバーがご参加くださり、舘野英樹事務局長の司会で進められました。
賞状と記念品の授与に続いて、最優秀賞と優秀賞の学生は自身の論文を読み上げ、続いて、全学生が一言ずつ今回の応募に際しての思いなどを語ってくれました。

審査員の皆様は、すでに論文を幾度も熟読されたとのことでしたが、直接、学生に会い、生の声を聴いて、改めて恵泉の学生たちの素直さとひたむきさに心打たれたとの感想を交えた講評をくださいました。
その中のお一人のお言葉をご紹介いたします。

「生涯就業力は若い学生の皆さんが身体にしみこませて理解するのは難しいかもしれない。でも、皆さんはそれに果敢に真摯に挑戦されました。それは今から90年余り前、河井道先生が当時の世相を憂い、真の平和構築に尽くす女性の育成に挑戦されたことと同じだと、私は皆さんの論文を読みながら感銘を覚えました。恵泉ブランド『生涯就業力』はニューノーマル時代といわれるこれからの時代に、誰一人として取り残さない新たな時代を創る挑戦です。河井道先生が挑戦された志と理念を、今度は皆さんが自身の手で、自身の生き方で新たな時代創りに生かし、真の女性活躍のモデルとなってくださることを期待しています」

会場には卒業生が前日から心を込めて用意してくださったバルーンアートアレンジメントが式に一段と華を添えてくれました。

<表彰式>

<懇談のひと時>

近岡遥さん(右:バルーンアーティスト)と森山可奈子さん(左:フラワーアレンジご担当)

審査員の皆様から、ぜひ、来年もこの企画を続けてほしいとの声をいただきました。
来年は今年以上にたくさんの学生が応募してくれることを期待したいと思います。