グループ研究の成果発表会(2年次春学期) 現代社会学科

2015年10月19日
 ゼミ/授業名:現代社会基礎演習Ⅰ

現代社会学科の2年次春学期のゼミでは、学科の共通テーマのもとで、3~4人のグループで調査研究を進めます。昨年のテーマは「生と死」でしたが、今年は「東京/多摩」でした。

通常は、個別のゼミ単位で発表・ディスカッション等をおこないますが、中間報告と最終報告の2回は、学科の学生が全員1つの教室に集まり、すべてのグループが発表をおこないます。最終報告の際は、学生と教員が、研究成果の内容、発表の仕方、プレゼン資料(PowerPoint)の出来、の3つの視点から採点します。その評価点を合計して、上位3位のグループには景品(恵泉オーガニックカフェ食事券)が贈呈されます。

今年は、関東大震災後の復興計画、東京駅、東京大空襲、オリンピック、東京の街のイメージ、多摩ニュータウンなどを調査対象とした研究がありました。調査の方法も、歴史的な事実を調べたり、実際の街を観察したり、アンケート調査を実施したりしていました。 共通テーマであっても、調査の対象や方法などは多様です。そうした幅広い学び方に刺激を受けながら、複数の視点をもって社会の課題に取り組む力を身につけることが、この学期のゼミのねらいです。

11月に開催される恵泉祭では、9つのグループ研究成果をポスター展示します。
お時間がありましたら、足をお運びください。

東京の街のイメージについての研究発表

多摩ニュータウンについての研究発表

東京駅についての研究発表

担当教員:松村 正治

さまざまな人びとや生きものが、この社会で共に生きるためにはどうすればよいのでしょうか。「他者と共に生きる」ことを考えるためには、自分の足で調べ、自分の頭で考え、新しい社会を作ろうとする意欲が必要です。社会の中で自分を生かせるスキルと、相手の立場に寄り添えるコミュニケーション力が持ち合わせた大人になるために、共に学び、気づき、成長していきましょう。

松村 正治