韓国 梨花女子大学での語学研修を振り返って 英語コミュニケーション学科

2026年01月23日
 投稿者:木下 美杏(4年)
 ゼミ/授業名:常葉ゼミ(4年ゼミ)

英語コミュニケーション学科では、英語の語学研修だけでなく、韓国語学研修に参加して語学力を高めようとする学生も少なくありません。以下では、韓国・梨花女子大学での語学研修に参加したゼミの4年生・木下 美杏さんに、その体験を振り返ってもらいました。

<参加のきっかけ>

私が初めに韓国に興味を持ったのはコロナの時期です。元々母が韓国ドラマ好きだったのですが、ステイホームのこの時期に自分も家で韓国ドラマを見るようになったことがきっかけでした。そのうち、あるドラマにK-POPアイドルが出演しているのを見て、K-POPに興味を持つようになり、さらに、K-POPの曲を聞いたり、関連するコンテンツや歌番組、MV撮影のビハインドなどを見るようになりました。

いろいろな映像を見ているうちに、字幕を追って話を理解するのではなく、自分で韓国語を理解できるようになりたいと思うようになりました。そこから韓国語の勉強を始め、さらに、語学研修に行くことで現地の人と直接コミュニケーションをとる経験ができると思い、梨花女子大学 語学堂での語学研修への参加を決めました。

<語学研修中の思い出>

私が学んだクラスでは、日本人が多かったですが台湾人もいました。クラス内では韓国語以外の言語は禁止で、日本人も含めクラスでやり取りする時の共通言語は韓国語でした。

最初のうちはクラス全体が緊張している雰囲気でしたが、授業内でペアワークが多かったため、すぐに打ち解け、クラスメイトと仲良くなることができました。

特に、クラスメイトの一人に、自分が好きなK-POPアイドルと同じ事務所に所属する別のアイドルが好きな台湾人学生がいて、K-POPの話題で盛り上がり、特に仲良くなりました。彼女とは、授業の前に一緒にカフェに行ったり、韓国にあるアイドルの所属事務所を見に行ったりと、たくさんの思い出を作ることができました。二人の間ではずっと韓国語で会話をしていたので、お互いの韓国語のスキルを高めあうこともできました。彼女とは、語学研修終了後も頻繁に連絡を取り続け、今でも仲の良い友人です。

梨花女子大学の語学研修には、現地の韓国人の大学生の方が韓国語の勉強をサポートしてくださる「ドウミ(도우미)」という制度があります。私もこの制度を利用させていただきました。ドウミの方とは午後の授業の前後に会うことが多かったのですが、その際、現地の大学生がよく行くごはん屋さんに連れて行っていただいたのがとても印象に残っています。大学近くの日本料理のうどん屋さんが学生に人気だということで行ってみたところ、店員さんも優しく、うどんもとても美味しく驚きました。店内では日本の演歌が流れていたり、うどんは麺の太さ・細さが揃っていなかったことも、興味深かったです。

語学研修の最終日には最終試験がありました。読む、書く、話す、聞く、の4技能の全部が範囲で、テスト前日にはクラスメイトと勉強会をして備えました。勉強会ではクラスメイトと一緒に、どこが試験に出そうか、ここは注意して勉強したほうがいいなどお互いにアドバイスをしあって学ぶことができ、クラス全員が最終試験に合格することができました。

<語学研修を経験しての自分の成長>

梨花女子大学 語学堂での語学研修に参加して、自身の成長につながったこと思うことが主に3つあります。

一つ目は語学の成長です。私はこの語学研修を通して、語学スキルを本当に大きく成長させることができました。もちろん、韓国に行く前から日本で韓国語の勉強はしていましたが、ネイティブの方の話す韓国語に触れる機会があまりなかったので、今回、現地で実際に自分の語学スキルを試すことができました。また、語学堂の先生方が4技能を一つ一つとても丁寧に教えてくださり、授業でインプットした内容を現地の方との会話でアウトプットすることで、さらに自身の語学アップにつなげることができました。帰国後に韓国ドラマやコンテンツを視聴した際、今までは字幕がなければあまりよく内容を理解できなかったのですが、帰国後は字幕がなくても内容を正確に理解できるようになっていたので本当に韓国語のスキルが上がったことを実感しました。

二つ目は、生活力の成長です。語学研修に参加するまで、私は親元を離れて一人で生活をしたことがありませんでした。そのため、一人で行く初めての海外で、周りに頼れる人がおらず、しかも母国語で会話することができない今回の環境はとても緊張し、不安も大きかったです。ですが、実際に韓国で約20日間生活してみると、一人だからこそ自分の体調や食事、睡眠時間、スケジュール管理、お金の使い方、等に気を遣い自己管理できるようになり、日本にいるときには身についていなかった生活力を身につけることができました。

三つ目は、自分の性格についてのことです。語学研修に参加するまでは、自分のことを内向的で人と関わることが苦手だと思っていましたが、語学研修に参加してみて初対面の人ばかりの環境でペアワークやグループワークを重ねるうちに、自分から色々な人に積極的に話しかけられるようになり、現地でたくさんの友達を作ることができました。「自分は思っていたより内向的ではないかもしれない」と気付けたことも大きな成長だったと思います。

振り返ってみると、韓国語学研修に参加しなければ経験できなかったことや成長できなかったことが本当にたくさんあります。韓国語学研修で貴重な経験ができたことに心から感謝しています。

担当教員:常葉美穂

皆さんは英語「を」読んでいますか、それとも英語「で」読んでいますか? 世界の教育に影響を与えたブラジルのパウロ・フレイレという人は、単に文字の字面を読むのではなく、言葉が表す「世界」を「読む」ことが重要だと考えました。また「教育とは伝達ではなく、思考・認識の対象をめぐる教師・生徒の対話である」とも主張し、教師のコトバを生徒が貯め込む「預金型」教育モデルを批判しました。こんな内容を扱うのが、教育哲学や教育理論の分野です。

常葉美穂