多摩市エコ・フェスタに出展、竹チップ段ボールコンポストを紹介しました 社会園芸学科

2023年12月20日
 ゼミ/授業名:社会園芸実践

2023年12月2日(土)、3日(日)ベルブ永山で開催された多摩市消費生活フォーラム&エコ・フェスタ2023に出展しました。恵泉女学園大学は、主に恵泉で開発した竹チップ段ボールコンポストについて紹介しました。段ボールコンポストは、生ごみを入れると微生物の働きにより分解され、たい肥化するものです。恵泉では、その基材に社会福祉法人共働学舎の竹チップなどを利用しています。また町田市と連携し、その普及に努めています。
今回は学生が自宅で実際に使っている段ボールコンポストを持ち込んで、説明にあたりました。参加した学生からの報告です。

12月2日、3日に開催された多摩市消費生活フォーラム&エコ・フェスタで、竹チップ段ボールコンポストの展示を行いました!段ボールコンポストに生ゴミを入れる体験型の展示で、小さなお子さんが持って来てくれたみかんの皮を入れるなど、楽しく段ボールコンポストについて伝えることができたと思います。
また、地域の方との交流もでき、一本杉公園での炭焼きの活動を初めて知りました。そして!お聞きすることを楽しみにしていた多摩市が行う段ボールコンポストの活動についてお話を伺うことができました!
これから寒くなり微生物の活動が不活発になっていきます。そこで、多摩市の段ボールコンポストを行っている方に聞いた対策を実践し、働きを活発にしていきたいと考えています。例えば、「油やお米のとぎ汁を入れる」「熱いお湯の入ったペットボトルを入れる」「段ボールを2重にする」など、1つずつ試していきたいと思います!
とても充実した2日間でした!

社会園芸学科2年 K.K.、H.I.

前回の竹チップ段ボールコンポストに関する活動についてはこちら

担当教員:澤登早苗

有機農業学やアグロエコロジーは、従来の農学が目指してきた生産効率性第一主義の農業生産ではなく、地球温暖化による気候変動や生物多様性の減少などの環境問題や都市化の進行に伴う貧困問題などの社会問題など、新しい課題にも、柔軟に対応可能で、かつ人々の暮らしに潤いを与えることができる、多面的な機能を持ち備えた持続可能な農業のあり方を模索するために、細分化された分野をもう一度組み合わせて横断的に、総合的に考える科学です。

澤登早苗

担当教員:菊地 牧恵

恵泉の学生は「生活園芸」の授業で、自分で食べるものを自分でつくる経験をします。農薬や化学肥料を使わない有機園芸で栽培することで、教育農場には様々な生き物が棲み、豊かな土が育まれています。生き物の多様性、共生、循環について実践を通して学ぶ、教養教育としての生活園芸。様々な学びの土台となる分野です。

菊地 牧恵