建学の理念・教育理念・大学の教育方針<3つのポリシー>

建学の理念

「自立した女性を育てる」~正しい生き方、美しい生き方のために~

学園創立当初から、他の学校では見られない「聖書」「国際」「園芸」を正課に取り入れた恵泉女学園。
創始者である河井道が恵泉女学園を設立した、80年前の言葉に基づくものです。

学園創立当初から、他の学校では見られない「聖書」「国際」「園芸」を正課に取り入れた恵泉女学園。
  • 自己を尊重し、人種や階級に関わりなく他人を尊重すること
  • 日本女性が世界を知り、偏見をなくし、それに対峙すること
  • 自然を慈しみ、生命を尊び、人間の基本的なあり方を学ぶこと

恵泉女学園大学が設立されたのは、それから60年後の1988年。初代学長の村井資長は河井道の意思を受け継ぎ、恵泉女学園大学の理念を新しく3つ掲げております。

考える大学

学問の出発は、考えること、疑問を持つこと、批判することにあるとして、真剣に自分で考え活発に討議しあう、考える大学でありたい。

平和をめざす女性の大学

平和と共存を担うものとして、社会で活躍する女性を育てる大学でありたい。

地球大学

地球規模でものを考え、欧米やアジアに焦点をあわせた文化・語学を学べる大学でありたい。

学園創立から80年、大学創立から20年。建学の理念は今日でも脈々と受け継がれています。

教育理念

学園の教育理念

「神を畏れ 人を愛し いのちを育む」

恵泉女学園は、キリスト教信仰に基づき、神と人とに仕え、自然を慈しみ、世界に心を開き、平和の実現のために貢献できる女性を育成する。

大学の教育理念

恵泉女学園大学では、本学園の教育理念を礎にして、豊かな教養(リベラルアーツ)教育を行っています。大学の教育理念は以下の通りです。

  • 自己を尊重し、自己を愛するように他者を尊重する人を育てる
  • 世界を知り、偏見や差別に立ち向かう力を育む
  • 自然を慈しみ、いのちを尊ぶ人を育てる

私たちは、教養こそが人を自由にし、自立させるものと信じています。
本学はこのような理念に沿って、ひとりひとりの学生が自立した人生を切り拓いていけるように努めています。

大学の教育方針<3つのポリシー>

本学はその教育理念に基づき、学則第1条に定める「真理と平和を愛し、国際的視野に立って文化の進展と社会の福祉に貢献する有為な女性を育成する」ことを目的としています。
学園創立(1929年)以来継承されてきたこれら教育理念・目的のもと、本学では、「生涯就業力」の育成を掲げ、どんな環境にあっても目標を見失わず、生涯にわたって常に自分自身を磨き、精神的・社会的・経済的な自立を目指しつつ、地域や社会に尽くすことに喜びを見出しながら、しなやかに、したたか(強か・健か)に生きる女性の養成を教育目標としています。これを踏まえ、本学の教育方針として、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)、アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)を以下のように定めています。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

恵泉女学園大学は、本学に所定の期間在籍し本学の教育目標に基づく所定の単位を修め、次のような資質を備えた学生に対して卒業を認め、学士の学位を授与します。

  1. 国内外の社会・文化を理解する基礎的知識と見識を有し、論理的・批判的に考え、日本語で表現・発信する力を身につけている。
  2. グローバル社会に通用する第二言語を習得し、多文化・異文化に開かれた豊かな国際感覚と共感力をもって、平和な社会の実現に積極的に寄与しようとする姿勢を身につけている。
  3. 土に触れ、いのちを育む生活園芸を通じて、多様ないのちとの共生と循環を体感し、多様な人々と偏見なく繋がり共生・協働しようとする態度を身につけている。
  4. 国内外での実践的な学修経験を積み、社会の課題に気づき、解決のためのシナリオを描く自律的な思考力と、粘り強い姿勢をもって自ら行動し、学び続ける力を身につけている。

恵泉での4年間で身につけたい力

I 基礎的知識・理解・技能(知識と見識)
小分類 能力・態度の要素 説明

1)専攻する分野についての知識・理解

2)専攻する分野についての技能

①知識力

②理解力

③技能

  • 専攻分野についての知識
  • 専攻分野についての理解
  • 専攻分野についての技能
Ⅱ 現状を把握し、たくましく解決し続ける力(主体と自律)
小分類 能力・態度の要素 説明

3)様々な情報から本筋を明らかにする力

④情報収集力

⑤情報分析力

⑥情報統合力

⑦問題発見力

  • 情報を収集する力
  • 集めた情報を適切に取捨選択し分析する力
  • 色々な情報を組合わせ、自分の考えをまとめる力
  • 現状を分析し課題を明らかにする力

4)問題解決への企画と行動力

⑧計画力

⑨主体的実行力

  • 課題をどのように解決すればよいか、その手順を考える力
  • 目標に向かって実際に行動を起こし、積極的に取り組む力

5)柔軟な発想と筋を伴う考える力

⑩柔軟性

⑪論理的思考

  • 物事に対して固定観念にとらわれず色々な角度から考える力
  • 根拠に基づき筋道を立てて考える力

6)自律した学びを続ける力

⑫自律学修力

  • 目標をもって、自己を振り返りながら、自己を律して学習し続ける力
Ⅲ 他者と共に歩み、共に生きていける力(協働と共存)
小分類 能力・態度の要素 説明

7)規範とする態度

⑬規律性

  • 社会的ルールや人との約束を守る態度

8)他者を分り寄り添える力

⑭傾聴力

⑮多文化理解力

⑯共感力

⑰働きかけ力

  • 人の意見や思いに耳を傾ける力
  • 多様な文化や意見、立場を尊重し、理解しようとする力
  • 文化や意見、立場の違いを超える想像力をもって共感する力
  • 他者に働きかける力

9)自分の事を相手に伝える力

⑱伝える力

⑲第二言語コミュニケーション力

  • 自分の思いや考えをうまく人に伝える力
  • 第二言語を用いて読み、書き、聞き、話す力

10)チームワーク力

⑳協力性

  • 周りの人と一緒に何かに取り組む力

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

恵泉女学園大学は、ディプロマ・ポリシーに示す資質・能力を持った人材を養成するために、以下の方針に基づいて教育課程(カリキュラム)を編成・実施しています。

  1. 恵泉教育の3つの礎「聖書」「園芸」「国際」に基づく人間性の涵養と幅広い教養および基本的なアカデミックスキルの修得のため、すべての学生が履修する全学必修の「共通科目」として、「恵泉基礎」「共通教養」「共通キャリア」「共通語学」の4つの科目群を設置する。
    「恵泉基礎」には、3つの礎を反映した科目と初年次演習(ゼミ)科目を置き、本学の教育理念を学び、多種多様な社会で他者とともに生きるための人間力を滋養しつつ、本学の学びへの適応を図り、基本的学習スキルの修得と、将来に向けての学びの計画づくりに取り組む初年次教育を行う。
    「共通教養」には、3つの教育理念を人文科学、社会科学、自然科学の分野に応用発展させた「キリスト教」「園芸と生活」「平和と社会」の3つの領域からなる教養基礎科目群を設ける。
    「共通語学」では、英語の実践的運用能力を身につけるとともに、他文化・異文化に触れ、世界に開かれた広い視野を養うため、英語以外の第2言語科目を置く。英語教育においては、学生一人ひとりの学習進度に応じたコミュニカティブな英語力の育成をはかる。語学科目は、専門教育との連関を図る。
    「共通キャリア」では、女性のキャリア形成と大学での学び、社会や産業、卒業後の自分について考える「キャリアデザイン」をはじめ、社会における生涯就業力の基礎的技能となる「日本語能力」「情報科学基礎」等の科目を設置する。
  2. 専門的な方法論と知識の修得によって課題発見・改善解決能力を培い、生涯にわたる自律学修能力を獲得するための専門基礎に重点を置いた「専門科目」として「学科・コース専門科目」を設置する。
  3. 各学科・コースの専門分野への導入基礎として、学科の枠を超えて初年次より履修可能な「学部共通基礎科目」を設ける。
  4. 現代人として広く世界を理解し、積極的に社会に関わるための視野を広げるよう、他学科にも学科専門科目を開放する。
  5. 学生が主体的に学習の目標を設定し、段階的に計画性をもって学修できるように、2017年度入学生よりコース制を導入する。コースには、各学科内の専門コースのほかに、現代世界の諸課題に学際的に取り組む学科横断的な「多文化オープンコース」を設ける。
  6. 社会生活において必須となる汎用的な能力を育成するために、初年次から卒業年次までの8セメスターすべてに少人数制による演習(ゼミ)を設置する。
  7. フィールドスタディー(FS)、コミュニティ・サービス・ラーニング(CSL)、海外語学研修、インターンシップ等、学外での実体験・実践学習を通じて社会の課題を自分のものとして捉え、考え、発信・行動するための国内外における学外体験学習プログラムを正課として設ける。
  8. 学内・学外ボランティア活動等の課外活動を、社会と実践活動を通してつながる貴重な実体験学習の機会と位置づけ、積極的な参加を奨励する。
  9. 本学での学修が段階的に積み重ねられていくよう3年次進級制度を導入する。
  10. 身につけた知識や技能を統合し、問題に向けた解決方法を粘り強く探究するとともに、新たな価値の創造につなげていく能力や姿勢を培うために、4年次での卒業論文・卒業制作を全学必修とし、一人ひとりに丁寧な指導を行う。

アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)

恵泉女学園大学は、本学の教育理念に共感し、本学での学修に高い意欲と目的意識を持つ、次のような学生を、年齢・国籍を問わず幅広く求めます。

  • 高等学校での教育課程の教科・科目の修得による基礎的内容を偏りなく幅広く修得している。
  • 高等学校での学修を通じて、聴く・話す・読む・書く の基礎的な言語コミュニケーション能力を身につけ、他者の声に耳を傾けるとともに、自らの意見を積極的に発信する意志をもっている。
  • 高等学校の教育課程の教科・科目で修得した内容を活用し、発展させる意欲をもっている。
  • 高等学校での正課科目の学習のほか、課外活動にも力を注ぐ意欲をもち、自然や社会に対して関心をもち、さまざまな人と接しながら豊かな体験を積むことを志向している。

上記のような学習姿勢や能力・志向性を持った学生に入学していただくため、恵泉女学園大学では、次の方針に基づいて入学試験を実施します。

  1. 何よりも「恵泉で学びたい」という気持ちを大切にします。本学では入学時に決めた学科の枠に縛られない幅広い学際的な学修を奨励し、入学後の日々の勉学を通して、一人ひとりが自らの学びを構成し、自分にふさわしいキャリアを見出していけるよう、3年進級時に専門を決めるコース制度を採用しています。よって、何を専門的に学びたいかまだ分からない、関心ある分野が多岐にわたっていて絞りきれない、実体験学習を通じて自分の関心分野を探してみたいという学生も歓迎します。
  2. 一人ひとりの受験生に丁寧に向き合います。そのために皆さんの能力・特性が発揮できるようさまざまな入試方法を用意します。(各入試の評価方法・評価基準の詳細については募集要項を参照してください。)
  3. AO入試や推薦入試などで早期に本学への入学が決まった方を対象に、高等学校での学習から大学での学修へのスムーズな移行を図れるよう「入学前ステップアップ授業」を実施します。

求める教員像及び教員組織の編成方針

求める教員像

【大学】

キリスト教信仰に基づく学園の建学精神、教育理念、大学の3つのポリシーを理解し、とくに女性の自立に教養教育の果たす重要性を意識しつつ、教育改善に積極的に取り組みながら、自らの専門知識と教育力を学生の能力育成のために、惜しみなく用いることのできる人材を求める。

【学部】

人文学部、人間社会学部それぞれの学部の人材養成の目的達成のために、専門教育に注力することはもちろん、教育改善を継続しながら、「生涯就業力」を意識して全学的な教育研究活動にも積極的に取り組み、学生指導ができる人材を求める。

【大学院研究科】

人文学研究科、平和学研究科それぞれの研究科の人材養成の目的達成のために、研究領域の特性に合致する専門知識と研究力を備えるとともに、修士課程の研究指導を担当できる人材を求める。

教員組織の編成方針

【学部】

  1. 大学設置基準を満たし、教育が適正に行われる教員数を配置する。
  2. 教員の採用・昇格は公平かつ透明性を保って行う。
  3. 年齢構成の均衡を図りつつ、「生涯就業力」の教育テーマに適う女性教員の登用を積極的に進める。

【大学院研究科】

研究科の人材養成の目的達成のために、教育研究活動に適切な人材を大学院担当者として選任する。

学生の支援に関する方針

学生が安全に学生生活を送りながら、生涯にわたって精神的・社会的・経済的な自立を目指す「生涯就業力」を身につけていけるように環境を整備する。

  1. アカデミックアドバイザー、学年担任、学修支援担当教員との連携体制による、課外学修支援環境の整備(学修支援)
  2. 学内外の各種奨学金制度の募集・運用(経済的支援)
  3. アカデミックアドバイザー、学年担任、健康管理室、カウンセリングルーム、課外活動担当等との連携による、学生が心身共に健康で安全に生活できる環境の整備(生活支援)
  4. キャリアセンターと学年担任、アカデミックアドバイザーの連携による、進路選択のための準備活動支援および就職活動の支援(キャリア支援)

教育研究環境の整備に関する方針

学修の質と教育・研究の質の向上を目指し、キャンパス内の安全のために施設の維持管理をおこない、学園の教育理念が感じられる教育研究環境を整備する。

社会連携・社会貢献に関する方針

本学の教育・研究成果を社会に広く開示・発信し、グローバルな視野を持つ市民の知的好奇心と関心に応えるとともに、地域社会のニーズに応じた活動を提供していく。

管理運営に関する方針

学園法人本部と強力な連携を堅持しながら、関係法令、学園・大学諸規程に基づき、学長以下各執行機関の運営責任と意思決定のプロセスについて定め、学長のリーダーシップを確立する。
全教職員体制を実現し、組織と業務については適正に管理運営し、中長期の財務計画の策定により安定的な財政基盤の確立に努める。

大学の内部質保証に関する方針

自己点検・自己評価体制によりPDCAサイクルを機能させ、外部評価により自己点検・自己評価の妥当性について客観的・社会的に検証される機会を持つ。
また、社会に向けて情報公開を行い、教育・研究の可視化と説明責任とを果たす。

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