社会園芸学科(2016年度入学生まで)

ディプロマ・ポリシー

1.生活者として地域の活動に関わりながら、持続可能な社会を営むために必要な知識と技術を提供できる自分を形成する。

2.人を信頼して、人に信頼されて、補いあうことができる自分を形成する。

3.人と人とのあいだで発生する問題に対し、心理学と園芸学の学問領域における研究方法を用い、分析・考察できる自分を形成する。

4.有機園芸や環境に配慮した園芸の実践により、持続可能な地域環境を創ることができる自分を形成する。

5.保育、養護、介護等対人援助分野において、人と人との豊かな関係を構築できる自分を形成する。

6.コミュニティーガーデン等の社会園芸活動を通じて、新しい地域環境や地域社会を創ることができる自分を形成する。

7.学校や地域において菜園教育を担い、その指導者となれる自分を形成する。

カリキュラム・ポリシー

1.自然に恵まれたキャンパスで、キリスト教精神に支えられた少人数教育を背景にして、心理学と園芸学の学びを通して人間形成を促進する。

2.多元的な社会の多様性を理解し、他者との人間関係を構築し、協力して課題を解決する力を身につける。

3.冷静に事態を対象化して、適切なデータを収集し、統計分析等を通じて社会的な活動のために発信する能力を養う。

4.社会の仕組みを理解し、地域社会の中でプロジェクトを設計し、実行する力を養う。

5.地域の中で園芸を活用して、人と人との豊かな関係をつくりだすコミュニケーション力や実践力を実体験を通じて養う。

アドミッション・ポリシー

1.自身の生き方を省みて、自分の行動を統御できること。

2.他者に関心を向けて、共感的に理解できること。

3.現代社会で起こっている出来事に好奇心を持ち、疑問を発して応答できること。

4.経済発展や効率性が最優先されがちな現代社会の中で、地域や家庭における人と人との関係が希薄になりつつあるといった、人と人との関係性について興味・関心があり、その状況を改善したいという想いがあること。

5.学科の理念(ディプロマ・ポリシー)に理解して支持していること。

Point

Point1 人の営みに関わるすべてを視界におさめる学びができる

社会園芸の対象は、人、そして、人が生きる社会のすべてです。私たちが生きている暮らし全般に幅広く関心を持ってください。それが、自身を知り、他者を理解し、命を愛する人として成長するスタートです。

Point2 身近なもの、足元の大切なものを心にとめる学びができる

視野を広く持ちつつ足元に目を向けてください。普段は意識しないほど身近な存在のなかに、人として営まれる心のメカニズムの不思議が見えてきます。よく知ること、それが人や地域を愛することにつながります。

Point3 Act(行動)する力を実践的に学ぶ

人との関係も植物と向き合うときも、相手の息づかいを感じ、それに応える力が必要です。教室で学んだ知識を実践の場で深めるため、子育て支援や園芸療法の現場に出向いて、地域の人々と触れ合う機会を持ちます。

社会園芸学科の特長

社会園芸学科のコース概要図
心理とライフサイクルコース

《人に働きかけられるようになる》ために心理学の基礎的な訓練をする4年間です。心身の健康を心理学的に考えられる力を養成します。実験や調査、地域活動を通じて実践的に学び、問題解決する力を身につけます。

地域と園芸コース

園芸の基本である植物栽培に関する知識と技術を学びつつ、コミュニティーガーデンや園芸療法などのように、園芸を中継ぎとして人と人との関係を豊かにしたり、心身の健康を取り戻したりする工夫を考えていきます。