1年ゼミ(教養基礎演習)で稲刈りをしました! 国際社会学科

2014年10月20日
 ゼミ/授業名:教養基礎演習Ⅱ 定松ゼミ

10月9日木曜日 1年生のゼミで稲刈りをしました。春学期は学籍番号順に割り振られ学科のゼミに所属する学生も、1年秋は学部中のゼミから選択して所属が決まります。国際社会学科の定松ゼミでは、国際社会学科の学生13名のほかに、3名の社会園芸学科の学生がいます。

稲刈りをするのは社会園芸学科の行事で、今回は社会園芸学科の学生がゼミにいるということで、ゼミメンバー全員で一緒に参加しました。他には現代社会学科の片倉ゼミも参加。

1時間40分ぐらいで小野路の田んぼまでの往復と稲刈り終了。農作業は機械がなければ人手が多いほど早く済みます。社会園芸学科の小林先生の説明の後、みんなで稲刈り、落ちている穂が一つもないようにしっかりきれいに束ねて、干しました。日頃、教室の中で座って意見を交換するのとは別の、体を動かす心地よい疲労感と満足感を得ました。取り払われたのは学科の垣根だけでなく、学校という「教育空間」の正当性もです。ときどき小野路ハイクのおじさんたちが、「縛り方が違う」と指導したり、路行く人のおせっかいも心地いいほどの解放感です。学生は生活園芸で虫は平気になっていて、バッタやカエルと戯れていました。雑草が生えている、カエルがいる、虫がいるのは、農薬を使わない田んぼだから。私たちの口の中に入るのは安全なものでないとね、と環境の勉強にもつながります。教えてくれる人、もの、すべてが先生なのでした。

次は、収穫したお米を食べる会が楽しみです。

担当教員:定松 文

成人式や七五三はいつから「すべき儀式」となり、服装の決まりができてきたのでしょうか。私たちの日常にある儀式や伝統、規範や「らしさ」は、ほとんどが「新しい」ものであり、社会的につくられたものです。社会的に創られた過程と背景を「ジェンダー」や「マイノリティ」の視点から考えてみたいと思います。

定松 文