アハ体験ができる授業!! 日本語日本文化学科

2009年11月27日
 投稿者:2年学生
 ゼミ/授業名:日本語文法

今回は、山田昌裕先生の「日本語文法」の授業について紹介させていただきたいと思います。

皆さん、脳科学者の茂木健一郎先生によるアハ体験はご存知ですか?文法の授業では、日本語の文法を学びながら、アハ体験が出来てしまうのです!アハ体験とは、閃きや気づきの瞬間に「あっ!」と感じる体験のことを言います。実は、日本語とは、毎日生まれた時から日本語を使っている日本語母語話者でも、このようなアハ体験が出来てしまう言葉なのです。

突然ですが、秋も深まりそろそろ紅葉が見ごろの時期ですね。皆さんはもう見に行きましたか?私はつい先日行ってきたのですが、楓やけやきが真っ赤に紅葉する様は本当に美しかったです。ところで、「楓の木」や「けやきの木」とは言いますね。しかし、「さんまの魚」や「コオロギの虫」とは言いませんよね。なぜなのでしょうか?

また、いつも何も考えずに使っていますが、皆さんは助詞の「は」と「が」はどのように使い分けをしているのか説明できますか?「どの人があなたのお兄さんですか。」とは言いますが、「どの人はあなたのお兄さんですか。」とは言いませんよね。

日本語文法では、このような、普段気付かずに使っている日本語の法則について、アハ体験なども交えながら、楽しく学んでいます。ただ講義を受けるだけでなく、自分自身で日本語の法則を考えていきます。法則を考え出す力と知識を身につけることが出来るのです。毎日その法則に気付かずに日本語を話しているのですから、法則を考え、学ぶことは簡単なことではありません。しかし、山田先生は全員が納得するまで説明を繰り返してくださいます。誰でも気軽に質問でき、先生も丁寧に答えてくださるので、授業は毎回とても賑やかです。そして、皆が楽しく日本語の文法を学んでいます。

さて、先ほどあげた、「けやきの木」は言えて「さんまの魚」は言えない、助詞の「は」と「が」の違いの答え、気になる方も多いのではないでしょうか。そんな方はぜひ山田先生の「日本語文法」を取ってみてください!日本語がさらに大好きになること間違いなしです!

担当教員:山田 昌裕

 言葉はおもしろい。さてここで文法問題です。「た」「ね」「を」「ない」「だろう」「ている」「させる」「られる」「食べる」「納豆」、以上の10単語をうまくつなげてひとつの文を作ってみて下さい。10単語もあるのに答えはひとつです。言葉の問題は暗記ではありません。考えるところにおもしろさがあります。答えは授業で。

山田 昌裕