恵泉で学べる資格について

2023年05月29日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

先日、1年生を対象に、「学びの発見!~恵泉で学べる資格・各種プログラムの活用」について説明を行いました(@STEPⅠの講義)。

当日、説明があった資格とプログラムは次の8つです。

  1. 教職課程
  2. 日本語教師
  3. 日本語学習支援者
  4. 留学・語学研修・国際交流
  5. FS・CSL・体験学習
  6. 国際ボランティア実務士
  7. 園芸療法士
  8. 子育て支援員

第1部ではパワーポイント等を用いた説明がなされ、第2部では、ブースが設けられ、1年生はそれぞれ関心のあるブースを訪れて、担当教員や上級生から説明を受けていました。

受講後の学生たちの感想のいくつかをご紹介いたします。ボリュームが多くなりますが、いずれもこの授業を受けて、1年生たちが自分の将来や恵泉でのこれからの学びに大きく、たしかな夢を描いてくれたことが伝わってきますので、お読みいただければ幸いです。

<自分のこれからの生き方について>

  • 今回のプログラムを聞いて、『どんな時代でも自分の力で生きる力』としての生涯就業力を身につけるために、資格取得が不可欠なものに思えてきました。4年間も恵泉で学生生活を送ることができるので、ひとつではなく幾つもチャレンジしていきたいです。
  • この先どうしていくか迷っていたのですが、今日いろいろお話しを聞いてみて、どうしたらいいかわからないからこそとりあえずやってみる、いろいろ挑戦してみようと思いました。
  • パンフレットで見るだけでは分からない詳細を、実際に研修に参加した先輩方に聞くことができて安心しました。不安に思っている事や疑問を全て解決することができました。今日のことを活かしてこれからの学びに繋げていきたいと思います。
  • 私はまだ自分が将来何をしたいのか明確ではありませんが、その分、興味のあることは多くあります。今回は8つのプログラムの中でそれぞれ異なった4つのプログラムに興味を持つことができました。そして、それぞれのブースで、質問をする機会が設けられていたため、話を聞いて、より自分が興味のあったものは何か、この4つの中なら何が一番やりたいのかを、授業を受ける前よりも明確にすることができました。この授業を通して、今回のブースでは聞き足りなかったことや、もっと知りたいことを個人的にでも聞きに行き、自分の将来の幅を広げていきたいと思いました。
  • 将来についてとてもアバウトにしか考えていなかったけれど、今回たくさんの資格やプログラムについてお話を聞いて将来が明確になってきた。また、明確になったからこそより興味が湧いたし、モチベーションが上がった。
  • 今回の授業を受けて、将来学びたいものや就きたい職業を決める良いきっかけができて嬉しかったです。夢を明確に固めて、先生方や先輩たちにアドバイスをもらい、頑張っていきたいと思いました。

<具体的な資格取得について>

  • 恵泉女学園大学には様々な資格や体験プログラムが多く実施されていることを学びました。説明を伺った中でも、とくに教職課程にとても興味が湧きました。国語教員だけでなく英語教員の免許が取れること、母校で授業を教えられることや障がい者施設を訪問し、体験を通して色々なことを学べるなど、実際に肌で感じる体験など、興味の湧く内容で良い気づきを得ることが出来ました。
  • 入学前から国語の教職課程や日本語教員養成課程を受講し、資格を取得したいと思っていましたが、今日の講義を受けてより取得に向けて頑張っていきたいと思えました。他には、子育て支援員も取得したいと思いましたが、先輩方の話から2年生以降が良いということも分かったので、自分でタイミングを見て受講したいです。この授業で、より明確にこれからの大学生活で何をすべきかビジョンが見えたと思いました。
  • 教職課程のガイダンスが6月にあるので必ず参加しようと思いました。3週間の教育実習期間中の大学の授業は公欠になると知ったので、心配することなく実習に専念することが出来そうだと思いました。漢検を取得しなければいけないので、早めに取ろうと思いました。学生生活ハンドブックをよく読んで、どの科目をとるべきか考えておこうと思いました。
  • 子育て支援員、日本語学習支援者など今まで知らなかったものを知ることが出来てよかったです。ガイドブックの資格やプログラムについてよく読んでみようと思いました。日本語教員や日本語学習支援者は、現在需要が増えているうえに、多摩市国際交流センターとの連携でおこなわれると伺い、魅力的だなと感じました。教職課程は前向きに考えたいです。そのために、まず漢検取得に向けて努力し、6月のガイダンスに忘れずに出席しようと思います。
  • 日本語学習支援者について、この仕事は様々な発見があり、一般の方々ともご一緒できるので、とても面白いとの先生のご説明をうかがって、より一層チャレンジしたくなりました。
  • 今回のガイダンスでは、国際ボランティア実務士や日本語教師の資格にも興味を持つことができました。説明を聞くまで考えてもいなかったので、自分でも詳しく調べてみます。日本語教師が国家資格になると聞いて驚きましたが、日本にはそれだけ外国の方が住んでいらっしゃるのだと実感しました。英語コミュニケーション学科の学生として、英語と日本語どちらも活用できる日本語教師の取得は前向きに考えてみたいです。
  • 恵泉で学べる資格の中で特に興味を持ったのは園芸療法士と園芸福祉士です。園芸療法士と園芸福祉士の資格を取得しようと思った理由は、園芸学と心理学を融合した授業に興味を持ったからです。自然や植物が人間の心にどういった影響をもたらしているのかを学びたいと思います。今までは有機農業だけに興味があったのですが、園芸療法という新しい分野を知ることにより自分のこれからの可能性がさらに広がると思いました。
  • 園芸療法士の仕事は、綺麗な花や立派な野菜を育てる事が目的ではなく、病や障がいと共に生きる方に寄り添い、その方の状態や目標に合わせ、園芸作業をプログラミングするということが分かりました。とてもすばらしい仕事だと思いました。
  • 国際ボランティア実務士は、国内での実習もできるとのことで、授業で習ったことが実際の現場で活かせたり、課題を見つける視点を養えたりすることがわかったので、ぜひ受講してみたいと思います。日本語教師の資格は現在日本で働く外国の方も増加していることを背景に人材の需要が高まっていると感じます。また国内にいながら国際交流ができるので、価値観、文化などの多様性を学ぶ上でも、興味深い資格だと思いました。
  • 先輩方からたくさん説明をしていただきました。私が特に興味を持ったのは留学についてでした。今回お話をしてくださった上級生は韓国へ留学された方で、現地へ行って言語を学ぶことの良さと行ってよかったという思いを話されていました。他にも、日本語教師にも興味があります。やりたいことが沢山あるので、努力できる環境に身をおける恵まれた環境を生かすことができるよう、計画的にこれからをじっくりと考えていきたいと思いました。

最後に
以上は学生たちが一所懸命に書いてくれた感想のごく一部ですが、どのコメントシートからも、自分のこれからの生き方を真剣に考えていることが伝わってきます。上記のほかにも、「どの職業も人々を支えるためにあると言うことに改めて気づいた。これまで将来誰かの役に立ちたいと思っていたが、今回の授業で話を聞き、漠然としていたものから資格を取って支えられるような職業にもつきたいと考えるようになった」「高校生のままの気分ではいられないなと思いました。自分の履修することに今後のことが左右されるんだなと感じたので、しっかり将来のことを考えて、頑張りたいと思います」「先生や先輩方がしっかりサポートしてくださることが、とても心強いです」「この恵まれた環境で学べることを幸せに思います」という声も寄せられていました。改めてこうした学生たちを与えられている幸せと共に、学生たちの学びを最後までしっかり守っていく責任と重みを感じております。