学生たちの恵泉蓼科ガーデン訪問のご報告

2021年07月12日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

今年の梅雨は平年よりも雨量が多く、地域によっては激しい土石流災害をもたらしています。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

多摩キャンパスも7月に入ってから曇りや雨の日が続いていますが、そんな第1週が終わろうとしていた土曜日、関本恵美子先生(大学 オルガニスト)から学長室に1本のメールが入りました。

おはようございます。
本日は、「生涯就業力STEPⅦ」の学外授業で、恵泉蓼科ガーデン訪問をいたします。
受講生のうち訪問を希望した43名の学生と、斉藤小百合先生、宇野緑先生、関本の3名が引率で、先ほど八王子駅を出発しました。感染対策を充分にとり、気を引き締めていってまいります。
こちらは大雨ですが、蓼科は太陽が顔を出し始めているようです。
学生一人ひとりにとって、心を耕す一日となり、無事にプログラムを終えられるよう、お祈りいただければ幸いです。

皆で無事を祈っておりましたが、夕方、再び関本先生から無事終了の報告メールと共に写真が届きました。

皆様にお祈りいただいたおかげで、全員元気に、無事八王子に到着し、先ほど解散をいたしました。心配していたお天気は、ガーデン到着から出発まで、ずっと太陽の光に包まれている状態で、汗ばむほどでしたが、木陰の心地良さも感じ、自然が創り出す憩いの場を楽しむことができました。
学生たちも静かに自分を見つめる時がもてたようで、笑顔で帰途につきました。
今年度よりガーデナーとしてお働きの、2001年度大学の卒業生である清水愛希代さんにもお世話になりました。大学の卒業生がこのような形でガーデンのスタッフになってくださり、嬉しい限りです。覚えてお祈りきただき、ありがとうございました。

(集合写真 この時だけ一瞬マスクを取りました)

後日、関本先生から聞いたところ、この日は大雨の影響で集合時間帯に小田急線や横浜線がストップしたりと、学生、引率教員とも集まるだけでもかなり大変な思いをしたそうです。それでも参加した学生たちはこのコロナ禍にあってもガーデンに行きたいと希望をした学生たちで、一日、喜びに満ちた表情でガーデンを楽しんでいたとのことでした。「蓼科ガーデンでのあの天候は、神さまからの贈り物であったと感じています」(関本先生)とのことでした。
長雨とコロナ禍で気持ちが滅入りそうな日が続いておりましただけに、学生たちが良い一日に恵まれたことに感謝の思いでした。