子育て支援に関するご報告~その1~

2021年07月05日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

地域の子育て支援(一時保育等)に携わることが可能となる「子育て支援員」資格(厚生労働省認定)取得のための講座を昨年度、多摩市と私が代表理事を務めるNPO法人あい・ぽーとステーションとの協働で、恵泉女学園大学を会場として実施したことはすでにご報告した通りです。
本学の学生も多数受講し、認定式では34名の学生が晴れて「子育て支援員」の認定証を多摩市長から授与されました。

"子育て支援員研修"が多摩キャンパスで始まりました
年度の最後に嬉しいご報告2つ

そして、この度、「子育て支援員」認定者を対象としたバックアップ講座がスタートいたしました。
「子育て支援員」養成講座の中では、座学だけでなく実習も併せて十分な学びを保障しておりますが、地域で活躍するためには習得した知識と技術の維持向上が欠かせません。NPO法人あい・ぽーとステーションの「子育て支援員」講座は、そのためのバックアップを丁寧に行うことを特徴としております。

バックアップ講座の初回は6月29日に、多摩市保育協議会会長の福島真先生がご登壇くださり、多摩市の保育事情と保育の喜びについてお話をしてくださいました。それに続いて、私からは国などで検討されている直近の子育て支援施策についての話をいたしました。地域の子育て支援現場の実情を知ると共に、その方針の基となる国の施策について関心と理解を持ち続けることが、「子育て支援員」資格の維持向上に欠かせないことと考えての企画でした。

このBU講座は、この後、「保育士資格取得にむけた受験準備」、「保育に携わるために必要な仲間とのコミュニケーションの在り方やマナー」「心身を健康に保つためヨガ」等々をテーマに、年間10回あまりを予定しております。

「子育て支援員」資格を取得した学生が、在学中はもとより、卒業後、全国どこに行っても通用するこの資格のスキルアップに努めてくれることを願っております。