春学期のオンライン授業もまもなく終了します

2020年08月03日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

新型コロナウィルス感染が再び全国的に拡大の模様です。これから厳しい夏を迎えることとなりそうですが、皆様におかれましてはお障りなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?

5月11日にスタートしたオンライン授業も、一部オンデマンド型授業を残し、最終週を迎えました。
それに先立って、先月、学生を対象にしたアンケートを実施いたしました。551名の学生から非常に熱心な回答が寄せられました。

その概略は以下の通りでした。

  1. オンライン授業の受講について
    「問題なく受講できている」が50.7%、「少し問題があるが、ほぼ受講できている」が47.6%で、ほとんどの学生がオンライン授業に対応できているという結果となりました。
  2. オンライン授業の満足度について
    「満足している」が45.6%、「どちらともいえない」が44%、「満足していない」 が10.4%。なお、今後もオンライン授業の継続を望む意見と教室での授業の再開を望む声の双方がみられました。
  3. オンライン授業で困っていること及び意見
    「オンライン授業の通信環境のトラブル」が一番多く、二番目に、「眼精疲労等の健康上の懸念」、三番目に、「オンライン授業の授業内容」として、特に「課題提出が多い」ことと、「ビデオモード」の必要性等について意見が寄せられました。

オンライン授業開始に際しては、限られた期間内に全教職員あげて準備にあたり、スタートをきりましたが、新型コロナウィルス感染が再び全国的に拡大の模様です。これから厳しい夏を迎えることと
学生たちも短い期間内でオンライン授業に向けた環境整備に努め、概ね大きな問題が生ずることもなく受講ができた様子に、ひとまず安堵の思いです。

なお、アンケートに寄せられた学生の意見について、教職員が一同に会したFDSD研修会で分析検討を行ったうえで、FDSD委員会が学生の感想・意見の一つひとつへの回答と大学としての対応案をとりまとめ、先日、学生に回答をいたしました。
小規模な大学の特性を活かして、これからも学生との丁寧な対話を大切にしてまいります。

なお、今後の新型コロナウィルス感染状況によりますが、現時点では秋学期はオンラインと対面授業(ゼミと実習)のハイブリッド形式での展開を予定しております。