かざることば(B), くらしのことば(言葉図鑑 : ことばがいっぱい ; 4, 6)

五味太郎監修・制作, 偕成社, 1986 (810.7/G/4, 6)

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 『言葉図鑑 : ことばがいっぱい』は1985年~1988年に刊行されたシリーズで、全10巻。『かざることば(B)』は形容動詞256語を収録。『くらしのことば』は感動詞・接続詞や挨拶言葉などを収録。日常生活のひとコマをイラスト化して、その様をひとつずつ言葉で表している。子ども向けの絵本とは侮れない。ひとつの物事に対しての表現方法が、こんなにもあったのかと驚かされる。全巻読破して、語彙力や会話力を高めてみては。(Y)

 

女の一生 一部・キクの場合

遠藤周作著, 朝日新聞社, 1982(913.6/E59/1)

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                         (新潮文庫版の書影)

 舞台は長崎の大浦天主堂。キリシタンの若者に無償の愛を捧げた主人公「キク」の生涯が、隠れキリシタンの歴史を軸にすすめられていく。背景を考えると少々重い内容のようだが、全体的に長崎弁で語られており、それが大変哀愁を感じさせ、意外にもスムーズに読み進められる。この本は1982年(文庫版は1986年)に発行され、本学を既に卒業した多くの先輩たちに貸し出されてきました。40年以上経った現在でも、是非、読んでいただきたい一冊です。(S)

※参考『女の一生 二部・サチ子の場合』(913.6/E59/2)

 

チェルノブイリの祈り : 未来の物語 完全版

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ[著] ; 松本妙子訳, 岩波書店, 2021(986/A41)

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 1986年4月26日、人為ミスが原因でチェルノブイリ(現在はチョルノービリと表記)原発事故が起きた。本書は当事者へのインタビュー集だが、まるで親しい隣人の話を聞くように、あの日に何が起きたのかを多角的に浮かび上がらせる。
 深刻な事態が日常となった時、人びとはどう行動するのか。語る人物や語られる内容の背景、日本の類似事例も知りたくなり、調べながら読み進めた。問題を考えるきっかけになる一冊。(N)