一人暮らしの学生を励ます会について

2024年01月22日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

新年を迎えましたが、能登半島地震など胸痛むことが続いております。
そうした中、1月10日(水)に「一人暮らしの会&フラワーエンジェルカフェ合同新年会」がもたれました。

本学の学生の多くは東京を中心とした関東近県在住者ですが、遠隔地からの入学生も少なくありません。北海道から沖縄まで、各地から入学して一人暮らしを続けている学生たちは、何かと心細く、不自由な思いをすることもあるでしょう。コロナ禍の孤独な暮らしが続いたとき、さらにはこの度のような自然災害のニュースに接して、心細さはいかばかりかと思います。
本学では、一人暮らしの学生たちに向けて、日ごろから学年担任会の教員や学生課の職員がきめ細やかに相談に乗ったり、一緒に食事の会をもったり、またそこに上級生も加わって経験を伝えあうなどの交流を大切にしております。

1月10日は、そうした一人暮らしの学生のための会に、フラワーエンジェルカフェ(教職員と学生がお菓子を囲んで会話を楽しむ会:月2回開催:主催 学年担任会)も合流して、和やかに楽しいひと時をもちました。
私は残念ながら、所要があって参加がかないませんでしたが、当日の模様について、学年担任会の先生方(関本恵美子先生/岩佐玲子先生/水上晃実先生/丸橋亮子先生)が写真と共に報告を届けてくれましたので、ここに掲載させていただきます。

【学年担任会の先生方から】

学年担任会では、初めての一人暮らしで不安や寂しさを抱えている1年生を中心に、一人暮らしの同級生、そして上級生と横と縦の繋がりを作り、支え合っていく仲間となって欲しいとの願いをこめて、「一人暮らしの会」を行っています。今年度は入学式当日、ゴールデンウィーク後、夏休み後、そして今回の冬休み明けの4回開催しました。また、毎月第2 ・4水曜日のお昼休みに行っている「フラワーエンジェルカフェ」は、暖冬と学年担任会の晴女パワーが功を奏して、秋学期は毎回前庭花壇前のベンチで清々しい風と季節の移り変わりを感じながら、楽しい語り合いの時をもってきましたが、ここでの出会いもまた横と縦の繋がりが生まれる良き交わりの場となりました。
1月10日のお昼休みに行った「一人暮らしの会&フラワーエンジェルカフェ合同新年会」では、キリスト教センターを会場に、集まった12名の学生と5名の教員が、学年担任会が準備したフルーツと手作りヨーグルトを各々お好みに盛り付け、大日向先生よりいただいた沢山のお菓子に目を輝かせつつ、大日向先生からのメッセージカードを一人ひとり読みながらお菓子を回すところから始まりました。デザートを楽しんだ後、自己紹介と冬休みをどのようにすごしたかを語ってもらいました。多くの学生たちが『ウィッシュ』『あの花が咲く丘で、君とまた会えたら。』『正欲』などの映画鑑賞をしたようで、それらの映画の良さを熱く語り、お勧めし合い、あっという間の30分でしたが、笑顔あふれる、和やかなひとときとなりました。