あけましておめでとうございます

2023年01月01日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

新年いかがお迎えでいらっしゃいますか?
昨年も「コロナ禍」の言葉があちこちで交わされました。加えてロシアのウクライナ侵攻をはじめとして、悲しく胸さかれるばかりのことが続きました。
「未曽有」の現象の連続に、私たちはどう対処すべきかを考えさせられ続けた一年でした。
この先も、生きづらさは消えることがなく、次々と新たな困難に直面するかもしれません。
そうであればこそ、私たちは困難を恐れることなく、立ち向かいたいと思います。

昨年末のクリスマス賛美礼拝の最後に、チャペルに集った皆で唄った聖歌をここに記させていただきます。

「暗闇ゆくときには」  『日本聖公会聖歌集』476番
暗闇ゆくときには、主イエスが示された 輝く星をもとめ 光に顔向けよう
 *光は闇を照らし 昼は夜を包む 取り巻く影をぬぐいて 光を仰ぎ見よう
救いのない苦しみ 行く手をふさぐとも 主の御手に支えられ 光もとめ歩もう
 *(繰り返し)
悲しみは喜びに 争いに平和を 死の中には命を さあ光を灯そう
 *(繰り返し)

3年余りのコロナ禍に閉ざされた生きづらさの中で、私たちは他者の存在のかけがえのなさと絆の大切さを深く思うことができました。
平和が脅かされることへの怒りと共に、平和を守り抜く心を強くすることができました。
困難な中だからこそ、光のいっそうの輝きに気づくことができました。

この一年が真の恵みに充たされますように、新しい年の一歩を皆様と共に踏み出したいと願っております。
新年、おめでとうございます!!