秋学期のSTEP授業について

2022年10月10日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

日ごとに秋の気配が濃くなってきた今日この頃です。
多摩キャンパスでは9月21日から秋学期がスタートしております。
コロナ禍もやや落ち着いてきた感はありますが、冬に向けてインフルエンザの流行も併せて、引き続き感染対策に留意しつつ、原則対面での授業を実施しております。

その中から、本日は1・2年生の「生涯就業力STEP授業」についてご報告いたします。
この授業は1年次から4年次まで、下記の図のように段階を踏んで恵泉ブランド「生涯就業力」を身につけることを目指しています。コアメンバーの先生方が企画運営を行い、同時に多くの教員がファシリテーターとしてグループワークを見守るという、全学挙げて取り組む仕組みのもとで開講されています。

秋学期の1年生はSTEPⅡ(自分との出会い:自律と自立、暮らしを考える)、2年生はSTEPⅣ(他者との出会い:自信をもって学び、学んだことを生かす)になります。

開講にあたって、短い時間でしたが、学長メッセージを贈る時間をいただきました。
1年生には、「自分との出会いの中で自己肯定感を育む大切さ。しかし、それはけっして自信ではなく、むしろ、あるがままの自分を見つめ、そこに見出されるかもしれない欠点や課題を乗り越える強さと他者の力を借りる謙虚さについて」。また2年生には、「この先、社会で活躍するとはどういうことなのか?女性活躍時代と言われている一方で、未だ女性が活躍する道のりのなだらかではないこと、そうであればこそ、それをしなやかに凛として乗り越えていくための生涯就業力について」、恵泉の卒業生たちの姿をモチーフとして語りました。

この後の回で、さまざまな領域から講師の方々が登壇してくださる予定です。秋学期のSTEPを通して、学生たちがまた一段、STEPを上ってくれることを期待したいと思います。

なお、春学期のSTEPⅠとSTEPⅢを受講した学生たちの声の一部を、アンケート結果からご紹介いたします。ご参考までにご覧いただければ幸いです。