上海杉達学院大学創立30周年を祝して

2022年09月12日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

本学の協定校としてさまざまにご縁をいただいております、上海杉達学院大学が、この度、創立30周年を迎えられました。コロナ禍のため、お伺いして直接お祝いを申し上げることが叶いませんため、ビデオメッセージをお送りいたしました。

この度は上海杉達学院大学創立30周年、誠におめでとうございます。
10年前の2012年に創立20周年をお迎えになられました時には、日本側の協定校の代表として、本学の川島堅二前学長がお招きをいただきまして、式典で挨拶をさせていただき、光栄に存じました。この度はコロナ禍で、御地にお伺いすることが難しいため、ビデオメッセージという形でお祝いを申し上げます。

上海杉達学院大学様と恵泉女学園大学との関係を振り返ってみますと、2008年に協定を締結して以来、交換留学、中国語学文化研修、サマープログラム、日本語教育海外実習プログラムなど、学生の交流を活発に行わせていただいております。なかでも、交換留学を経て卒業した恵泉の学生たち、20名前後ですが、中国や日本で活躍し、両国の大切な架け橋となって活躍をしております。

こうした両大学間の交流は、御校の先生方と私どもの大学の楊志輝先生(国際政治学・日本外交)とのご尽力の賜物であり、深い感謝と敬意を表したいと存じます。

私が学長に就任してからの上海杉達学院大学様との交流にはさらに深い思い出がございます。
ちょうど学長に就任した2016年の4月に御校から王副学長様に、また2018年には李学長様に表敬訪問をいただきました。また2020年の春に突如、新型コロナウィルスに襲われましたが、御校からお心のこもったお見舞いの書簡と共にサージカルマスク2000枚をお送りいただきました。折しも、日本ではマスク不足で悩まされていたときでしたので、大変有難く頂戴いたしました。本校からも、コロナ禍のニュースが伝えられた折、時を待たずして学生たちが御校へのビデオメッセージをお送りさせていただきました。その折、両大学間で交わしあった「みんなで力を合わせてこの難局を乗り越えましょう」という言葉は忘れがたい思い出でございまして、この言葉を支えに、これからもさまざまな課題を乗り越えていきたいと願っております。

なお、コロナ禍の前には、本学の舘野英樹事務局長と共に、御校にお招きをいただいておりましたが、あいにく大型台風の襲来で延期となってしまい、とても残念に思っております。一日も早く、コロナ禍が終息して、お訪ねできることを楽しみにしております。

それでは上海杉達学院大学様の益々のご発展を、そして、恵泉女学園大学との交流が益々深まり、末永く豊かに発展することを心から願って、ご挨拶とさせていただきます。
30周年、誠におめでとうございます。

2016年4月 王 馥明副学長・吴秋耘学長室主任・張樂風国際交流処副処長をお迎えして。
左から本学の漆畑智靖先生・李泳采先生・川島堅二前学長。右端が楊志輝先生。

2018年 李進学長 国際交流課副課長(張楽風氏) 就職センター 主任(沈毅氏)、
人事課 副課長(魏佳氏)をお迎えして。
左から本学の楊志輝先生・漆畑智靖先生(当時国際交流委員長)・岩村太郎副学長(当時)

2018年4月 李学長と留学生たち@本学のチャペルにて

2019年10月訪問予定が台風で中止となり、講演も叶わなくなりましたが、事前にお送りしていた資料をもとに上海杉達学院大学様が代講してくださいました。歓迎の大きなポスターもご用意くださっていました。感謝です。