新刊のご報告

2026年07月13日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

本日はこの度、新しい本を出版いたしましたので、ご報告させていただきます。
タイトルは『子育て・孫育ての落とし穴』(金剛出版)です。

編集者さんが本の帯に添えてくださった言葉です

「こんなはずではなかった」といらだちを口にする前に、立ち止まって考えよう。
ママパパ世代のホンネVS祖父母世代のホンネ

ママパパ世代からは

  • 過干渉に、もう限界です
  • 「孫の顔を見せろ」盆暮れは夫も私も憂鬱です
  • 私(たち)の子育てをさせてほしい

祖父母世代からは

  • 目に入れれば、孫だって、痛いです
  • 祖父母はお金持ちとは限りません
  • 孫育ては、余りにも割に合わない

私は大のおばあちゃん子でした。二人の娘たちの子育てでは両親に大変助けてもらいました。そして、今は可愛い孫たちにも恵まれています。
ですから、このテーマに踏み込むことには、正直ためらいがありました。

でも、本書に紹介した言葉やエピソードは、ここ数年、全国から届けられた祖父母世代&ママパパ世代、それぞれの偽らざる声なのです。
折しも、少子化対策の流れの中で、「祖父母力」が強調されています。
「育児は女性・母親の仕事」とする母性愛神話との闘いをライフワークとしてきた私にとって、今度は祖父母まで巻き込むの!?という危惧をぬぐい得ない思いで、ここ数年、過ごしております。

もちろん、「孫が愛おしくてならない。生きがいだ」という祖父母世代の方々もたくさんおられます。そうした方々の思いを否定するつもりはまったくありません。
でも、それだけでは語り尽くせないモヤモヤを抱え、どう折り合いをつけたらよいか、気持ちの整理に悩んでいる人もまた少なくない。そうであればこそ、「祖父母と孫関係」を新しい視点で見つめ、新たな展開をはかってみる時を迎えているのではないか・・・そんな思いでためらいつつも筆を執りました。
有難いことに、刊行からひと月経たないうちに増刷の知らせをいただきました。
多くの方に読んでいただけたらと願って、ここに紹介させていただきます。