多摩警察署の方々に不審者対応の訓練をしていただきました

2022年05月16日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

先月末、多摩警察の方々をお迎えして、事務局と守衛室の職員が一堂に会して、不審者対応の訓練を受けました。

まず、最初の場所は学生やさまざまな訪問者が訪れる事務室。そこに不審者役となった警察の方がカウンターを訪れ、やがて無理難題を言い出して狼藉を働くという設定でした。職員が交代で対応役を演じるといういくつかのパターンが展開される中、カウンター内にまで侵入して暴れだす不審者を守衛室の人が飛び込みで取り押さえるという緊迫したバージョンもありました。シミュレーションと分かっていても、怖かったです。本当だったら、きっと身体が固まってしまうのではないかとも思いました。それだけに、事務室内のさまざまな備品を使ってどのように防御するかを具体的に教えていただき、他方ですみやかに110番通報する大切さを教えていただけたことは、本当に心強い思いでした(事務室内の訓練の様子は、防犯上、写真は掲載いたしません)。

その後、場所を小体育館に移して、業務に支障のない参加可能な職員が実際に"さすまた"を使って訓練を受けました。
多摩キャンパスは、正門の横に守衛室があります。守衛室の皆さんがまず来校者を送迎し、同時に来校の用向き等のチェックに努めてくださっています。それでもいつ、どこから不審者が来ないとも限りません。訓練を受ける職員のまなざしは真剣そのものでした。学生たちの安全を守るためには、日ごろからの訓練が大切なことが改めてわかりました。
お忙しい中、長時間にわたってご指導くださいました多摩警察署の皆様、本当に有難うございました。

小体育館で"さすまた"を用いた訓練