卒業生のための「生涯就業力講座」開催のお知らせ

2022年03月07日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

例年、卒業生の方々を対象とした「生涯就業力講座」(NPO法人あい・ぽーとステーションと共催)を今年も開催いたします。これまでは卒業生の皆さまが参加されやすいようにと、都内(港区青山と千代田区麹町)を会場としておりましたが、今年はオンラインでの開催となります。
テーマは、「長引くコロナ禍、ママ、疲れていませんか? ご自分を責めないで!」です。

先の見えないコロナ禍の不安が続く中、心配されるのが、子育て家庭の親の窮状です。
ここ1~2か月、私のもとにはテレビ局や新聞社、育児雑誌社からの取材が相次いでいます。
たとえば

  • 相次ぐ休校・休園・・・疲れ果てているママパパへ届け! 自宅での過ごし方
    (NHK総合 ニュースシブ5時)
  • コロナで深まるマミーギルト 今こそ脱却を(日本経済新聞)
  • コロナ禍で増える家事や育児の負担(日本経済新聞)
  • コロナ禍のもと、イライラしないで育児がしたい"(主婦の友社 Baby-mo) 等々

子育て家庭の現状とその中で、苦しんでいる親、とりわけ母親たちの声に耳を傾けていると、胸つぶれるような思いがいたします。コロナ禍の苦しみは老若男女に等しく襲っていますが、とりわけ幼い子どもを抱え、家庭という閉塞状況の中で日々、子育てに励んでいる母親たちの悲痛な叫びは深刻です。なぜここまで女性が苦しめれられるのかと、記者さん(ほとんどが子育て中の女性記者さんです)と共に、疑問や怒りを覚えながら、励ましあいながら、記事やニュースをつくっていただいています。
わが子を愛したい、優しい母でいたいと願いつつも、それが叶わないことに苦しんでいるのは、あなたひとりではありません。親の多くが、いえ、殆どの人が今、味わっていると言っても過言ではありません。どうかご自分を責めないでください。むしろ、これを機に社会の子育て支援のあり方、そして、女性が本当に自分らしく誇りをもって生きられるための女性活躍のあり方を真剣に問い直すときではないでしょうか。

恵泉の卒業生の皆様が今、どんな人生を送っていらっしゃるのか、いつも思っております。
皆様と共に悩み・考えるひと時を持てることを今から楽しみにしております。
どうぞふるってご参加ください。

日時 2022年326日(土)
13:00~14:30
申込先 子育てひろば「あい・ぽーと」WEB事務局 aiportweb@ai-port.jp
タイトル「恵泉OG生涯就業力講座受講希望」と記載
2022年3月18日(金)までお申込みください。
個別に招待状が送られます。

案内チラシ