恵泉の授業のご紹介です
2018年07月02日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

6月の第4週は授業相互見学週間でした。各教員が担当している講義やゼミを他の教員に公開し、互いに見学し合うことで学生のためにより良い授業への研鑽の機会とすることを目的としたものです。授業の進捗状況等によっては非公開とすることも可能ですが、専任教員全員がこの企画に参画した1週間でした。
折しも、その前の週に開催した大学説明会で、CA(キャンパスアテンダント)の鈴木莉緒さん(英語コミュニケーション学科4年)が高校の先生方を前に「恵泉での学び」について、次のような紹介をしてくれました。
- 好きな英語を伸ばしたい・コミュニケーションを通して英語に触れたい
- 外国人講師の先生とのコミュニケーションがたくさん図れる
- 少人数制授業で自分の日頃の取り組みを見て評価できる
- コミュニケ―ションが多い・安心して学ぶことができる・学生ひとくくりではなく「個人」として自分をみてもらえる
- モチベーションを高く持ち続けられる環境
私も会議や来客の合い間を縫って可能な限り見て回りましたが、「恵泉の学び」と題した鈴木さんのこの指摘に改めてうなずく思いでした。
百聞は一見にしかず。
いくつかの授業の写真から恵泉教育の一端をご覧いただければと思います。
ネイティブの先生方の英語の授業
Germain Mesureur先生 教養基礎演習ⅠGCP*クラス
In this class, learners develop the skills needed to be successful university students. Here, students discussed the issue of ageing, and produced summaries from news articles they gathered and analysed.


Dexter Da Silva先生(GCP* ENGLISH VI Class.)
2nd year students learning about Memory and Learning.


*(GCP=Global Challenge Program 英語の特別クラスです)
Ken Fujioka先生(英語特別演習)
英語論文を書くときの引用文献の記載方法を学ぶ時間をもちました。みんな真剣です。


少人数クラスで、一人ひとりの学生に丁寧に対応していることが印象的だった授業
有馬弥子先生(英文法)
英文法をアクティブラーニングでビジュアルに。テキスト各頁と挿絵をマッチングさせています。


定松文先生(社会調査方法論)
既存のデータバンクのデータをダウンロードし、適切なグラフの作り方、説明文の書き方を学んでいます。


ビジュアルにわかりやすく伝える工夫をしていた授業
学生が積極的に発表していた授業
静かに、ときにアクティブに熱く語っていた授業
主体的に聴く力を育てることも大学の授業の大切な要素であることを考えさせられました。
川井章弘先生(社会言語学)
書き言葉とちがって、話し言葉ではTPOに合わせ、言葉がダイナミックに変化します。ほら、大日向学長が授業に参加しただけで、空気が一変したでしょ^^。発話調整accommodationの解説。

とてもユニークな授業も
喜田安哲先生(リハビリテ―ション)
神経生理学な知見について学んでいるところです。このあと「人の動きを導く手」を形成するための実技的な訓練を行いました。この授業は講義と実技とをミックスして行うので、南野キャンパスの体育室で行っています。


*写真のキャプションは先生方が書き入れてくれました。
ここにご紹介した授業はほんの一部です。すべてをご紹介できないのが残念ですが、先生方が学生一人ひとりの個性や関心に丁寧に寄り添っていることをお伝えできたら、幸いです。