合同ゼミ合宿レポート 国際社会学科

2013年11月05日
 ゼミ/授業名:谷本ゼミ

こんにちは。国際社会学科2年の渡邊です。近頃の天気は雨だったり曇りだったりと変化が多いですね。そんななか、晴れている日は東京タワーと東京スカイツリーが見えることを通学電車の途中駅から発見しました。通学は楽しいものです(^^)

さて、一か月以上前にさかのぼりますが、国際社会学科の谷本ゼミは9月27-28日に一泊二日のゼミ合宿を行いました。谷本ゼミは毎年ゼミ合宿を行っており、昨年までは3年生と4年生だけの参加に限られていました。しかし、今年は1、2年生も参加し、先生を含み総勢17名での参加となりました。
場所は高尾駅より10分ほどバスに乗ったところにある「高尾の森わくわくビレッジ」です。17時に高尾駅に待ち合わせをしました。そのとき既に私はおなかがペコペコで、間もなくやってくるバーベキューの時間を今か今かと待ちわびていました。
施設に着き、受付を済ませ、いざバーベキュー!かと思いきや、二つの8人部屋をどうわけるか決めなさいと先生に頼まれくじ引きを作りました。この時からわくわくとドキドキ感が深まる一方、私の頭の中には「空腹」の2文字が蔓延していました。
バーベキューの会場に着き、係の方に薪割りの指導を受け準備も着々と進んでいきます。そんな中、肝心の肉がなかなか焼けず、火に燃えろ燃えろと新聞を丸めて投げ込み、薪を割りまくっていました。この時に火の性質について少し学んだのですが、火に直接空気を入れるよりも、下から空気を入れてあげたほうが燃えるのだと学びました。その方法を知ってからはよく焼けるようになりました。
そしてついに!肉が焼け、皿に盛り、全員で「いただきます」を言って、楽しい夕食の始まりました!!同じゼミでも先輩方との交流はこれが初めてでしたので、自己紹介も含め、楽しいおしゃべりをしながら食事を楽しみました。(あ、でも、そういえば、食べるときはみんなもくもくと食べていた記憶も)。3年生の先輩方が作ってくれた焼きおにぎりはすごく美味しかったです。4年の先輩方は持参したマシュマロを焼いて下さり、とても充実した夕食の時間でした。谷本先生はというと、両グループを交互に回って日頃の生活の中での食の話をしてくれました。食べていた量は一番多い気がしますが。
そのあとは、待ちに待った発表のお時間です。発表といっても、それほど堅苦しい雰囲気ではなく、和やかな空気も漂っていました。
最初は4年の先輩方から卒業論文の内容の中間発表で、これまでの研究、現段階の調べていること、これからの課題などが紹介されました。3年生の先輩方も4年生と同様に研究の現状の発表があり、これから調べていく上でのアドバイスが先生方と先輩からあり、私たち下級生にも自身の研究テーマの進め方を伝えて下さいました。
さて、私たち2年の番が回ってきました。私はというと、研究テーマについて漠然としか考えていませんでした。それでもいくつか興味のあることについて発表したところ、先生から的確なアドバイスをもらい、興味のあるものを深く掘っていくことからスタートする重要性を学びました。今まで卒論に対して不安ばかりでしたが、先輩方の発表やレジュメを見て、私もこんな風に研究を進めていこうと決めました。
2日間にわたる楽しい発表の時間は発表はあったという間に終りましたが、とても充実した時間を過ごすことができました。このような学年を超えて行われる行事は、学年同士の交流のもなりますし、コミュニケーションをとる場として、とても意義をなしています。
28日午後12時半過ぎに、すべての発表を終えて、解散しました。バスで高尾駅まで行き、帰宅の途へ・・・。と、ここで谷本先生が一言提案。
「元気がある者は、これから高尾山に登って一緒に夕焼けを見よう。」
私は元気がなかったわけではないのですが、両親と約束があり帰りました。ちなみに、1年を含み10名ほどが先生とともに頂上まで登ったそうです。(恐るべし体力!)

以下、参加者からの感想になります。
「今までなかなか関わることができなかった先輩方といろんな話をする機会になり、色々な人と関わる大切さを改めて感じました。とても楽しかったです!」(1年 岡本さん)
「同じゼミの先輩ということもあり、卒論の内容で興味をになることが多かったので、聞いていて、とても勉強になりました。3,4年生の発表を見て、私も早めに卒論の準備をした方がいいなと思いました。できている人は努力していると思ったので、先生に言われたこと以上のことができる人になりたいと思いました。これから、ゼミの活動も、卒論を頭の隅に置き進めます」(2年 中村さん)
「他学年の人たちの発表を見ることができていい刺激になりました。皆で協力して薪割りやバーベキューをし、短い間でしたが、とても楽しく過ごせました」(3年 荒島さん)
「普段あまり関わることのない1,2,4年生との交流があったのでよかったです。自分の関心のあるテーマの話をしたり、4年生の卒論の話を聞いて、いい刺激になりました。残りの学生生活でたくさん学んでいい卒論を仕上げていきたいと思います。トランプが楽しかったです。BBQもおいしかったし、高尾も楽しかった」(3年 清野さん)
「1~4年生のそれぞれ興味のあることを知る良い機会になった。みんなで楽しくバーベキューもできたし、今まで知らない人と話すことができたので、良かった。来年もやりたいー!」(3年 田中さん)
「4年生の卒論の現状を知れて良かったので、来年の今頃自分もある程度は進められたら良いなと思いました。合宿は楽しかったです。もっと4年生と話せたら良かったのかなとは思いました」(3年 松藤さん)
「1年生から4年生までが参加し、一緒にバーベキューしたりゲームをしたりして交流を深めました。また、4年生は卒論の中間発表、3年生から1年生は各自の関心テーマについて発表をし、様々なテーマを共有しつつ、意見交換を行い、新たな発見が得られた良い時間となりました。このゼミの合宿の様に、それぞれが自分の学びへの目標を得られたのではないかと思います」(4年 近藤さん)
「違う学年でわいわいがやがやとただ食べるだけでなく、薪割りや火おこしなどの普段できないことを一緒にして、いい時間が過ごせたなと感じた」(4年 内藤さん)
「国籍を超えてみんなといろんな話をできて本当に楽しかった。また、卒論の発表に応じて、私に様々なアドバイスをくれてありがとうございました」(4年 馬さん)
「他のゼミ生がどのように進めているか、どんな事を考えているかを学年を超えて、知る事が出来、大変刺激を受けた」(4年 諸星さん)

担当教員:谷本寿男

2005 年3月にインドネシアから帰国しました。16年間の途上国での生活そして仕事を通じて学んだことは、インフラ整備だけが開発なのか、やはり住民による経済活動こそが途上国を救う道ではないかということです。まずは、日本の開発の現場を一緒に現場を歩きましょう。そして、途上国に出かけ、現場で学びましょう。

谷本寿男