合同ゼミで仲間づくり 国際社会学科

2013年07月12日
 投稿者:谷本寿男・楊志輝
 ゼミ/授業名:たに・ヤン合同ゼミ(教養基礎演習I)

恒例となっている国際社会学科の2名の教員の合同ゼミが、4回にわたり実施されました。目的は、グループ活動での議論や発表を通じて、これからの大学生活での仲間作りです。

1日目の6月13日は、二つのゼミ27名の受講者を四つのグループにアミダクジで分け、さらにリーダーを決め、自己紹介をする。そして、アジアで活躍する日本人女性のビデオを観ながら、興味持ったことがらをメモ書きし、それらをグループ内で発表しあって、共有するという活動を行いました。2日目の20日には、グループ内で共有した情報をもとに、もう一度ビデオを観ながら新たな情報を加え、共有した情報をポストイットに書き写し、それらを模造紙に張って、原因(条件)-過程-結果に整理するという作業を進めました。

3日目の27日には、発表の内容・構成を考え、発表の手法(パワーポイント、紙芝居、黒板に板書など)および役割分担をグループで議論し、4日目の7月4日には、発表の準備作業の後に、1グループ15分間という時間設定で、ドバイのホテルで働く女性、タイで象使いになって活躍する女性、中国でファッションを推進する女性、カンボジアでハーブ製品を生産・販売する女性を主題にした発表が行われました。

振り返りシートでは、「リーダーは始めてで、メンバーの意見をまとめることで大変だった。プレゼンが終わった時、涙が出ました。今回の経験を活かして、またリーダーをやってみたい」「4回もやる、それに毎回の課題レポートも・・・。でも、あっと言う間の濃密な合同ゼミでした。これがゼミという演習だということを理解できました」と言った感想が書かれていました。
この合同ゼミを通じて、新しい仲間が出来たものと期待しています。

担当教員:谷本 寿男

2005 年3月にインドネシアから帰国しました。16年間の途上国での生活そして仕事を通じて学んだことは、インフラ整備だけが開発なのか、やはり住民による経済活動こそが途上国を救う道ではないかということです。まずは、日本の開発の現場を一緒に現場を歩きましょう。そして、途上国に出かけ、現場で学びましょう。

谷本 寿男

担当教員:楊 志輝

日本にとって「近くて遠い国」の中国から来ました。恵泉では主に日中関係、日本外交と東アジアの国際関係に関する授業を担当しています。9月に中国短期フィールドスタディを実施し、恵泉の皆さんと一緒に中国に行って、大学生との交流、日系企業の訪問、歴史遺跡の見学などを行います。

楊 志輝