ゼミ特別授業 日本語日本文化学科

2010年11月11日
 投稿者:佐谷 眞木人
 ゼミ/授業名:日本文学課題演習I

今日は、3年ゼミの特別授業でした。就職が内定した4年生の先輩二人を「講師」としてお迎えし、体験談を聞くとともに、就活の様々なノウハウを伝授してもらいました。
みんな普段の授業と違って(?)真剣そのもの! 次々に質問の手が挙がり、熱気にあふれた90分でした。
講師の二人は、それぞれに波乱万丈のドラマチックな就活だったようです。

Kさんは、ブライダル関係の企業に内定しました。
どうしても行きたい会社の、東京での説明会に出席できず、わざわざ新幹線に乗って神戸の説明会に参加したこと。 そこで、人事の担当者に熱意を認められて、その後の筆記試験に落ちたにもかかわらず、電話がかかってきて面接に呼んでもらったことなどを話してくれました (その会社に就職するそうです)。
Mさんは、神奈川県の職員として介護施設に内定しました。
なかなか自分の希望が定まらず、内定が取れずに行き詰まっていたときに、自分のやりたいことを紙に書き出してみたのだそうです。 その結果、「そうだ、自分は人の役に立つ仕事がしたいんだ」と気付いて、介護の仕事に目を向けるようになったとのこと。 県の職員とあって相当な競争倍率だったようですが、大学で福祉を学び、資格も持っている他大学の学生を押しのけて、みごとに難関をくぐり抜けました。 大切なのは「資格より情熱」だそうです。
二人に共通しているのは「あきらめないこと」。
就活は自分との戦いでもあります。

3年生からはさまざまな質問が出ました。
写真は絶対○○○で撮影したほうがいい、とか、就活サイトでは×××がいちばん役に立った、などの具体的なアドバイスが多く、とても参考になったようです。 印象的な履歴書の書き方、説明会での重要なポイント、グループ面接やディスカッションの対応の仕方などなど、実に中身の濃い話を聞きました。
教員が就職について話すよりも、生の体験をもとにした先輩の話には圧倒的なリアリティがあります。

さあ、3年生の就活はもう始まっています。
みんな頑張ってくださいね。
心から健闘を祈ります。

担当教員:佐谷 眞木人

日本の古典文学を担当しています。伊勢物語・源氏物語から、平家物語・義経記などの軍記や御伽草子に至る物語文学を中心に、日本の古典文学の世界を一緒に探検しましょう。古典は難しくありません。きっとあなたも、「日本ってこんなに面白かったんだ」ということに気づくはずですよ。

佐谷 眞木人