日本語演習ゼミ紹介 日本語日本文化学科

2010年08月02日
 投稿者:平山 志保香
 ゼミ/授業名:日本語演習ゼミ

川井ゼミは、日本語教員を志している3年生のゼミです。
14名の中に留学生が4人います。
川井ゼミは、外国人のための『日本語の教科書』を分析し、教科書の足りない部分、 たとえば、文法事項の導入と多様化する日本語学習者のための運用練習の教材を各々が自作し、発表(実演?)していきます。

毎回それぞれ個性あふれる教材を作成。発表者は、その教材の実演も求められるので、発表者だけが、 やたらに緊張、周りがフォローするといった展開で、和気藹々とした雰囲気です。
発表者のまじめそうな外見とはうらはらに、実は隠れオタクだったりと真実のキャラが暴かれたりするのもゼミならではの風景です(^^。

「学習の本質は試行錯誤をすること。教育は失敗の積み重ねなんだよね。」(川井先生談)ゼミでは、教材作成時には思ってもみなかった...アドバイス、つっこみあり。
ゼミ生たちは、失敗にめげず、成長していきます。

さて、写真は、留学生のウイさんの発表風景。
「なんとかすると、どうなるか。」。接続助詞の「と」を指導しているところです。
ここを押すと、消毒液が出ます(ほんとに消毒液が出ました(笑))。

このスイッチを押すと、電気がつきます。
廊下を右に曲がると、事務室があります。
など、例文は続きます。
......
このゼミをとる......と......、ハッピイになれますよっ(^_^)。

ほんとに消毒液が出ました(笑)

担当教員:川井 章弘

私たちの言語生活 — 例えば、友だちにしてほしいこと、してほしくないことを伝えたり、時には、依頼や誘いを断ったりという生活 — は、常に交友関係を脅かしかねない要素にあふれていると思いませんか。そんな我々の母語を皆さんからすくい上げ、共に、体系的に見直していきたいと思っています。

川井 章弘