日本語日本文化学科

2年 日本語基礎演習II(山田ゼミ) 紹介 日本語日本文化学科

2011年07月22日
 投稿者:2年学生
 ゼミ/授業名:日本語基礎演習II

2年生の山田ゼミについて紹介させていただきたいと思います。
突然ですが、皆さんはのどが渇いた時「水“を”飲みたい」と言ったり「水“が”飲みたい」と言ったりしますね。“を”が“が”に変わっても意味に変化はありませんし、どちらも違和感はありません。では「グラウンド“を”走りたい」と「グラウンド“が”走りたい」ならどうでしょう。同じように“を”を“が”に変えただけなのに後者はなんだか違和感がありますね。どうして変だと感じるのでしょう。
山田昌裕先生のゼミでは、これを「を-たい」「が-たい」の交替と呼び、詳しく学んでいきます。一回の授業で2~3人が調べたことを発表し、そこであがった新しい疑問や仮説について、次の発表者が調べていきます。

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日本語基礎演習III(文学) 日本語日本文化学科

2011年07月01日
 投稿者:篠崎 美生子
 ゼミ/授業名:日本語基礎演習III(文学)

この授業では、大学2年生の学生達と一緒に、夏目漱石「坊っちゃん」を熟読しています。「坊っちゃん」なんて中学生で読んでしまったよ、という読書家の方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、なかなかこれ、奥が深いのです。一般にこの小説は、東京から田舎の学校に教師として赴任した若い青年教師が、大暴れに暴れ、悪者をやっつけて帰ってくる痛快な物語だと思われているのですが、よく読むと、そうとばかりは言えません。
学生達は、それぞれ1章ずつを担当します。担当箇所をなめるようにくり返し読み、疑問に思うところを考え、資料を調べ、口頭発表する――そしてみんなで議論する。こうしていつしか3ヶ月、みんなすっかり「坊っちゃん」に詳しくなりました。

以下は学生たちの紹介コメントです。

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図書館で資料検索!(撮影篠崎)

日本文化史演習Ⅰ(歴史) 日本語日本文化学科

2011年06月24日
 投稿者:梅澤 ふみ子
 ゼミ/授業名:日本文化史演習Ⅰ(歴史)

歴史の研究は、時を旅することです。時の流れをさかのぼったり、過去から現在に向かって流れを下ったりしながら、政治や社会の変化、技術の発達、人々の暮らしや考え方の変化を調べます。過去への旅の手掛かりとなるのは、手紙や日記や公文書や裁判記録、道具や衣服、建物の跡など、人々が生きたすべての痕跡です。

日本史の3年ゼミの春学期には、幕末維新の時代の人々が書いた手紙や記録を取り上げ、「候文(そうろうぶん)」という近世日本で使われた文体の史料を読んで意味がわかるようになることを目指しています。今は1853年にペリー艦隊が浦賀に来た時、最初にアメリカの軍艦に乗り込んで交渉した浦賀奉行所の役人とアメリカ海軍の将校との対話の記録を読んでいます。同時に、幕末維新期の事件や人物など、各自が関心を持っているテーマについて調査し発表しています。秋学期には日本史の分野で自由研究をします。

では、参加者にどんなゼミか紹介してもらいましょう。

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幕末の錦絵から何がわかるか、話し合い中

詩の朗読会と「ケータイ川柳」お手伝い 日本語日本文化学科

2011年06月18日
 投稿者:廣江佳代子
 ゼミ/授業名:文芸創作ゼミ

私たち林ゼミは、一冊の冊子を作ることを目標として、短歌や俳句、詩の創作を日々行っています。豊かな感性と広い視野を養うため、文芸に関わる様々な場を進んで体験するのがこのゼミの特色です。

今年の5月21日には、世田谷パブリックシアターで開催された詩の朗読会「いのちを詠う―日本の現代詩から―」に私たち学生も足を運びました。また同じ月の28日の本学のスプリングフェスティバルでは、ケータイ川柳の公開審査のお手伝いもさせて頂きました。

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「いのちを詠う―日本の現代詩から―」にて

展覧会見学 日本語日本文化学科

2011年06月13日
 投稿者:稲本 万里子
 ゼミ/授業名:日本文化史演習Ⅱ(美術)

3年ゼミでは、「源氏物語絵巻」のなかからひとり1場面を選び、調べて発表することで、作品へのアプローチの仕方やプレゼンテーションの方法を勉強していますが、ゴールデンウィークの1日を使って、美術館・博物館で開催中の特別展を見学してきました。

まずは、竹橋の東京国立近代美術館で「生誕100年 岡本太郎展」を見学。チケットを買うまで20分、入館するまで15分。思った通り混んでいました。ひとりはコンビニで事前に購入したと、やるなぁ。全員揃ったところで会場に入るも、あまりの混雑にバラバラに。 観客層は、いつもの日本美術の展覧会よりも若干若めで、万博を懐かしがる層と、美大生かデザイン学校生のような学生が多かったですね。構成は、「対決」をキーワードに、岡本太郎の事績をたどるというもの。岡本太郎好きなゼミ生が、大感激していました。

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岡本太郎展