タイ パヤップ大学の方々の訪問

2025年01月27日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

先週は嬉しい訪問がありました。タイ パヤップ大学の方々のご訪問です。

パヤップ大学はタイ北部のチェンマイ市にあるキリスト教主義の大学で、タイで最初に認可された私立大学です。
パヤップ大学と本学は40年近い国際交流の歴史があり、学生たちはタイ北部の村へ赴き、ホームステイをして、タイの学生や村の人々と共に集会所などの建設のお手伝い、レクリエーション、礼拝を通し、交わりを深めてきました。
本学の学生にとって、パヤップ大学との交流は大学生活の貴重な経験となり、生き方や価値観、人間関係の持ち方等に大きな実りをもたらしています。

今回のご訪問くださったのはパヤップ大学のインターナショナルカレッジ学部長Patchara Boonteerarakさん、日本語日本文化学科副学部長Methee Phutthawongさん、学科長の鈴木満里さんの3人です。鈴木さんは恵泉女学園大学短期大学の卒業生です。

パヤップ大学との国際交流の始まりは、かつて、パヤップ大学の教授としてキリスト教神学を教えていらした故・望月賢一郎先生が帰国後、恵泉女学園短期大学で教鞭をとられることになり、日本とタイの学生たちとのワークキャンプを企画・運営されたことからです。鈴木さんは短大で望月先生の教えを受けて、今日にいたっています。
これまでをふりかえって懐かしい話に花が咲きつつ、本学が募集停止になった後もなんらかの形で交流を続けたいとのお話しもいただきました。私には近い将来、ぜひタイに来てほしいとの熱烈なご招待もいただいて、嬉しいひとときでした。

教務課の波多真友子さんから一言

*波多さんは本学の卒業生で、4年生の時に、タイ長期フィールドスタディへ参加をしました。今はその経験を生かして、フィールドスタディや留学など主に海外プログラム関連業務に携わっています。

オンラインでの打ち合わせや挨拶がとても簡単に行えるようになったからでしょうか、コロナ禍以前に比べると、協定校から訪問を行ったり、受け入れたりする機会が少なくなっているのでは...と海外プログラム担当として感じておりました。そのような中で、歴史のある協定校の一つであるパヤップ大学のみなさまが訪問してくださり、直接ご挨拶の機会を得られたことは、私にとってもとても嬉しい時間となりました。
タイワークキャンプから始まった双方の学生間交流ですが、10年以上におよぶサマープログラムでの日本語や日本文化を介しての交流、ここ最近では本学の日本語教員養成課程履修者が授業の一環としてパヤップ大学で教壇実習を行うなど、今でも活発に交流が行われております。今後も可能な限り、このように活発な交流の機会を双方の学生に提供できるように、業務に携わって参りたいと思います。