子育て支援員研修についてのご報告
2025年02月03日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
私が代表理事を務めているNPO法人あい・ぽーとステーションと各地の自治体との協働で「子育て支援員研修」講座を開催していることは、本ブログでも幾度かふれてまいりました。
本日は多摩市の子育て支援員研修についてのご報告です。
昨年10月21日からスタートいたしましたが、新年1月25日に最終講義を迎えました。
多摩市の子育て支援員講座には本学の学生も参加し、社会人の方々と一緒に学んでおります。社会人の多くは、多摩市内の保育施設で既に勤務を重ねていらっしゃる方々やご自身の子育てをほぼ終えて、これから地域貢献活動を目指している方々など、ご経験や知見が豊かで、質疑応答も大変深みがあります。そうした方々と一緒に学ばせていただいていることは、学生にとってテキスト等の学びでは得難い貴重な経験となったことは、毎回の感想レポートにもよく綴られていました。一方、社会人受講生の方々にとっては、若い世代の新鮮で柔軟な発想に目からうろこが落ちる思いで刺激を受けると共に、次代への希望にもつながった等々、こちらからも共に学べることの喜びの声をたくさんいただいております。
この日は、千代田区麹町の「子育てひろば あい・ぽーと」の見学もかねての最終講義となりました。汐見稔幸先生(法人理事・東京大学名誉教授)からは『教育原理・保育原理~地域型保育のまとめとして~』、松﨑敦子先生(三育学院大学准教授)からは『子どもの身体への配慮のまとめ』の講義があり、結びに私が『子どもをめぐるさまざまな状況と3か月間の学びを振り返って』を担当いたしました。世代や立場を超えて、地域の子育て支援という一つの目標に向かって同じ場で学びあった確かな手応えと充実した時間を持てたことへの感謝の言葉を受講生の皆様が口々に伝えてくださり、担当者として、また講座を企画運営したスタッフにとっても、大変有難いことでした。
認定式は2月8日、多摩キャンパスで開催いたします。当日は阿部裕行多摩市長から認定証の授与を行っていただく予定です。



« タイ パヤップ大学の方々の訪問 | メインページ |