夏を振り返って~KPKAとKEESの地域奉仕活動~

2024年09月30日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

これまで本ブログでは、KPKA(クプカ:平和紙芝居サークル)とKEES(キーズ:英語絵本の読み聞かせサークル)の活動について度々ご報告してまいりました。本日はこの夏の活動について、顧問の岩佐玲子先生からの報告が届きましたので、ご覧いただければ幸いです。

岩佐玲子(教育学)

KPKAとKEESは、「グローバルに考えてローカルに活動する」をテーマに、地域での奉仕活動を大切にしています。その成果として、今年の夏は多摩市開催の3つのイベントにお誘いいただき、市民の方々や職員の皆様に大変お世話になり、学生たちは出会いと学びに恵まれた、充実した夏休みを過ごすことができました。 本のまち祭りプログラム

1)「本のまち祭り」7/27(土曜日)

KPKAは多摩市立中央図書館サテライトカウンター前で1回30分の「わくわく紙芝居シアター」を3回行うことができました。出演者は総勢15名で、社会人女性メンバーの「KPKAサロンシスターズ」、小中高校生の「KPKAリトルシスターズ」に加え、今年から「KPKAダンディーズ」として活動してくださっている阿部多摩市長様、千葉教育長様、多摩市立多摩永山中学校佐藤校長先生も実演者として参加してくださいました。図書館職員の方が開館前から会場を整えてくだったおかげで、沢山のお客様と楽しさを共有できた、笑顔溢れる一日となりました。

2)ワールドキャンパスin多摩の「市民交流イベント~世界は一つ~」
(8/8木曜日 @関戸公民館市民ロビー)

このイベントは、アメリカ、オーストラリア、メキシコなど7か国18名の若者と市民が文化交流をする企画で、参加したKPKAとKEESの9名の学生達はステージで一緒に踊ったり会話したりして親交を深めました。日本文化紹介としての紙芝居コーナーの後には「しあわせなら手をたたこう」を全員で輪になって歌う場面もあり、その模様は多摩テレビでも放送されました。多摩市国際交流センターの皆様や多摩市ボランティアセンターの方々のご配慮のおかげで、貴重な交流が実現できました。

参加した学生の一人は、次のように感想を綴っています。「日本にいると海外の人と交流する機会はあまりないので、今回参加できて良かった。紙芝居を見ている際や踊る時など、留学生の方が気さくで、コミュニケーションを取ってくれたことに感動した。私も見習いたい。」(3年M.K.)

3)第一回「たまこどもフェス」8/25日曜日 @永山地区

屋外で行われた開会セレモニーでは陰山副市長様のメッセージをいただき、その後永山公民館4階の保育室に向かいました。保育室では市内保育園の先生方が音響設備や会場づくりに手を差し伸べてくださり、そのお陰で読み聞かせ&紙芝居シアターが開催でき、沢山の親子連れのお客様に楽しんでいただけました。こども青少年部長鈴木様はじめ職員の皆様のお力添えも振り返り、学生たちは「沢山の方々に支えられていることを実感した。一体感や達成感を味わえた。」と口々に感謝の思いを語っていました。

こうして地域の皆様や多摩市職員の方々から活動の場をいただいたことによって、学生たちは多摩市での奉仕活動の意義とやりがい、仲間と共に成長できる楽しさを実感できたようです。秋学期もKPKAとKEESは、これまで出会った方々とのつながりを大切に、笑顔の花を地域に咲かせる活動を広げていくつもりです。

年内の予定(9月現在)

  • 10月12日(土)多摩市立多摩永山中学校 道徳地区公開授業(中1対象平和学習)
  • 10月25日(金)多摩市立西落合小学校 学校応援団 中休み紙芝居シアター
  • 11月10日(日)恵泉祭 紙芝居ワークショップ(11:00~11:45、13:00~13:30)
  • 12月14日(土)パルテノン多摩4階 こどもひろばOLIVE定期公演(11:00~11:25,14:00~14:25)