タイのエスニック・グループ

2015年09月24日  投稿者:JL4年 (K.H)

こんにちは。今日私たちは「タイのエスニック・グループ」というテーマで、プラスート先生にお話を伺いました。プラスート先生は自身がカレン民族である出自をもって、山地民のためのNGOでお仕事をされています。 プラスート先生は、世界の近代化に揉まれてきた山地民の歴史から、各民族の今日の暮らしまでを詳しく教えてくださいました。 山地民の中でも最も大きな人口をもつカレン民族をはじめ、アカ、ヤオ、ティン、ルア、カム、ムラブリ、ラフ、モン、リスの主な10民族がタイでは暮らしています。また、この10民族以外にも中華系の民族やミィヤンマからの少数民族もおり、元からあった民族が分岐・移動をしたりするため、民俗や文化の混交は繰り返されてきました。

「近代化すること・されることが生き方のすべてでない」と仰ったプラスート先生の一言が印象的でした。今日では、自給自足の生活そのものよりも、換金作物の生産によって得られる現金収入のほうが重視される面も大きく、循環型農業を守る民族も少なくなってきました。タイ国内全土で見ても、森林区域は減少傾向にあるのが現状です。その中で、これまでも自然との共生を実践しているカレン民族の言葉は重たく響きます。「水を飲むもの、水を守るべし。大地で生きるもの、大地を守るべし」と言い伝える彼らは、古き循環型農業を守る数少ない民族のひとつでもあります。しかしその彼らの中でも、すでに近代農法に移行した村もあるというのですから、理想で「古き良き」を追い求めるだけでは循環型農業の継続は難しいのかもしれません。

ですが、タイのいいところは、プラスート先生のように、声をあげる人々やその団体に力があるところです。日本にもNGOや、その他にも社会的活動団体はありますが、日本という社会システムのうえで活動を守って行くのは困難です。タイの社会でもそれらの活動は困難であるのに、NGOなどの団体を通して意思主張が行える機会があるのはいい社会であることの証であるように感じました。

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