第25期生(2024) の記事
泰緬鉄道と戦争
2024年09月29日 投稿者:PH3年 Aitim
タイ長期FSが始まり、もうすぐ2カ月が経とうとしています。私たちは、9月15日から19日にかけて、日本軍が犯した戦争犯罪、泰緬鉄道について学びました。まず、チェンマイ県からナコンサワン県を経由し、車で11時間かけてカンチャナブリ県へと向かいました。初めに泰緬鉄道博物館(Death Railway Museum)と、第二次世界大戦博物館を見学しました。博物館には、泰緬鉄道についての歴史だけでなく、そこで起こっていた栄養失調による病や伝染病、日本軍による過酷な労働や拷問などの資料が多く展示されていました。
翌日は、日本軍建立の慰霊碑と連合軍共同墓地へ向かった後、泰緬鉄道に乗り、ヘルファイアパス・メモリアルというオーストラリア政府が寄付をして建てられた博物館を見学しました。そこには、泰緬鉄道で残酷な体験をした連合軍捕虜たちの悲惨な体験談が動画で流れていました。見学後は、最も犠牲者が出たと言われている「地獄の切り通し」まで歩き、連合軍捕虜と捕虜によってできた、高さ10mもある断崖を通りながら、日本が犯した罪を肌で感じました。
チェンライ農村ホームステイ・フィールドトリップ
2024年09月15日 投稿者:PH4年 Lily
チェンマイの滞在期間も1カ月になりました。タイ語の授業やタイの文化、歴史などの講義を終え、私たちは9月2日から9月6日までチェンライというタイの最北端の県に行ってきました。フィールドトリップ前半では京都精華大学名誉教授のボゲット先生による「泰緬鉄道」についての講義、タイ長期3期生伊能さくら先輩が運営するSharingについての話と先輩からのアドバイスを聞きました。後半ではパンラオ村(1963年に豊かな土地を求めて東北タイからチェンライに移住した東北タイ人の村)で2泊3日のホームステイをしました。Sharingとはチェンライの山岳エリアに存在するさまざまな深刻な社会問題を解決するため、その地域の人々と共に歩み、より良い社会づくりを進めるタイの団体です。さくら先輩は主に日本人を対象にボランティア活動や村のホームステイのアレンジを行っています。
2024年度長期タイフィールドスタディ(FS)スタート
2024年08月09日 投稿者:PH4年 Lily PH3年 Aitim
2024年8月6日にタイ長期FSがスタートしました。タイ長期FS は、恵泉女学園大学と北部タイの都市チェンマイ市にある国立チェンマイ大学との協定をもとに実施している約5か月間のスタディプログラムです。今年の参加学生は、社会園芸学科4年Lilyと同じく社会園芸学科3年Aitimの2人です。プログラムの前半はタイ語の授業を受け、タイ語を学ぶとともに、タイの文化や歴史、農村についての講義を受け、実際に北部タイの村や山地民の村へホームステイをします。その中で体験学習のテーマを固めていきます。後半は約2か月間の村やNGOなどの組織での体験学習を通して、体験学習のテーマに関する理解を深めていきます。
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