第16期生(2015) の記事

タイに来ておどろいたこと

2015年12月15日  投稿者:人間環境学科4年 安藤美季

タイに来て驚いたことは、チェンマイ市内のいろんな場所に行く際に使うソンテオ(タイの乗り合いタクシー)です。日本ではバスに乗ったりしますが、タイでは日本のバスの代わりがソンテオになります。

ソンテオは、乗る前に行き先を言い値段交渉します。乗り合いタクシーと言っていますが、料金もそれほど高くありません。私たちが滞在しているチェンマイ大学のホステルからチェンマイを流れるピン川を越えると少し料金が高くなりますが、チェンマイ市内の移動はだいたい20バーツで行くことができます。私たちが買い物に行くワロロット市場(ピン川の手前にある)までは、一人20バーツくらいです。夜になると少し高くなることもありますが、人数が多いほど交渉の際に安く値切ることができます。

目的地まで連れて行ってもらえるのでとても楽ちんです。たまにソンテオの運転手さんが私たちの行きたい目的地がわからない場合、そんな時は、地図と習ったタイ語を使ってソンテオの運転手さんに目的地を頑張って伝えます。

赤色でこの形が目印:ソンテオです。

体験学習中に印象に残ったこと メーター区持続可能な農業ネットワーク

2015年11月30日  投稿者:人間環境学科3年 楢崎唯

約20日間にわたる第2期体験学習が幕を閉じ、現在報告会に向けてプレゼンテーションの準備をしています。わたしは持続可能な農業ベースの自立した地域づくりをしているチェンマイ県メーター区で、新世代グループと呼ばれる若者が地域の中でどのような役割を担っているのかということに焦点をあてて研究を進めています。第2期では自分の研究テーマに沿った聞き取り調査などをおこなってきましたが、その中でも新世代グループのひとりであるメーター区の区長サックさんが歩んできたストーリーが印象に残っています。

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ボードを持ちながらメーター区の説明をしてくれる区長サックさん

体験学習中印象に残ったことと学び ヒンラートノク村

2015年11月16日  投稿者:国際社会学科3年 清水なつみ

体験学習第二期は稲刈り・脱穀の時期と重なり、さらに体験学習テーマに関する課題もあり、第一期以上に考えることや感じることが多く、充実した日々を送ることができました。

私の体験学習のテーマは「村内のコミュニティスクールに通う子どもと村外の公立小学校に通う子どもの生活スタイルの比較―カレン族ヒンラートノク村を事例に―」です。なので、体験学習中は2日に1度ほどのペースで村内にあるコミュニティスクールへ子どもたちと一緒に登校していました。コミュニティスクールで印象に残ったことと学びを述べます。私はコミュニティスクールで「自由な環境から自由な子どもが育つ」ということを学びました。

コミュニティスクールの児童数は9人で、そのうち未就学児が2人通っています。日本の学校とは違い、コミュニティスクールは少人数で非常にアットホームな空間です。授業は午前と午後に分かれており、午前授業は8:30-11:30、昼休みを挟み、午後授業は13:00-16:00です。

しかし実際には、授業が始まって一時間ほどすると、子どもたちの集中力が切れてきます。そして、紙飛行機を作って遊んだり、友達にちょっかいを出したり、おしゃべりをしたり、しまいには外へサッカーをしに行ったり...。結局、そのまま10:00には午前授業が終わり、昼休みに突入します。午後の授業も同様です。
もし、日本でそのような事態が起こったら...。きっと、外へサッカーをしに行った児童は延々と先生から叱られ、教室に紙飛行機とおしゃべりが飛び交えば学級崩壊などと言われてしまうと思います。

しかし、コミュニティスクールで先生はめったに叱りません。子どもたちの集中力がある授業開始直後は、よそ見をしている子を叱り、しっかりと授業を受けさせます。だんだんと集中力が切れてきたなと感じると、先生は「○○ページまで終わらせたら授業は終わり」と、授業時間に関わらず、子どもたちがもうひと踏ん張りするように促していました。

先生の意思や決められた授業時間に合わせることで、子どもたちがやりたいこと・できることを制限してしまうのではなく、子どもたちに合わせて見守ることで、子どもは自由にのびのび育つのではないかと感じました。
その他にも、子どもたちに学校にある食材で昼食を作らせたり、授業の科目を子どもたちの気分で勉強したいものを選択させたりと、コミュニティスクールは子どもに合わせた自由な空間であることがとても印象に残りました。

英語の授業の先生をしました

体験学習一期を通して学んだこと ヒンラートナイ村

2015年11月09日  投稿者:人間環境学科4年 安藤美季

私は体験学習の第一期で、子供たちと過ごす時間が多く、助けられながら生活をしました。昼間は子供たちとセサと言われる木の実を森に拾いに行きました。セサとは、見た目がドングリに似ている木の実です。森の道は滑りやすく、子供たちに足の滑る場所を教えてもらいながら行きました。子供たちとは、誰がセサを多く拾うか競争をしたり、木の実を割ったりしてとても楽しかったです。家の手伝いをするさいにも、子供に包丁がある場所やセサの焼き方、火のつけ方など、子供たちに多くのことを教わりながら助けられた一期でした。

私は、一期を通して学んだことは、人とのコミュニケーションです。私は人見知りで、はじめは自己紹介をするのもやっとでした。行動も起こしてもいないのに、このまま仲良くなれないのかもしれないと思っていました。ちょうどそのときくらいに、寒い日があり、焚火をみんなで囲む機会がありました。そのとき勇気を出して、話しかけてみたら、みんな暖かく話に答えてくれました。もっと早く行動をしていればよかったと思いました。二期からは、積極的に行動したいと思います。

2期ではどれくらい自給できているかということにフォーカスを当てようと考えています。具体的には、毎日の食事で何が取れたかを記録することから始め、お世話になっている家だけではなく、何軒かのお宅を回って調査したいと思います。また、実際に畑にも行って、何が育っているのかも見ていきたいです。

循環型畑での稲刈り

第一期体験学習を終えて:Empower財団より

2015年11月05日  投稿者:JL4年 (K.H)

10日間のあっという間の第一期体験学習を終え、緊張の「第一回報告会」を行い、息をついたのもつかの間のことでした。第二期の体験学習の開始は目前です。

わたしの体験学習先である「Empower財団」で、わたしの主な活動となったのは、<日本語講師業>となってしまいました。本来、<日本語教育>は私のテーマとはかけ離れているため、すこし遠回りをしているのかもしれません。本題から逸れてしまって、調査の進捗が思わしくないことは、ちょっとばかり不安でした。

しかしこれもきっと何かの縁です。生徒さん(と言っても、皆さん私と同じ年齢層なのですが)が頑張って来てくれるうちは、私も頑張ろうと思いました。毎日生徒さんが継続して来てくれるというのは、嬉しいものですね。自然と心持ちの引き締まる気持ちでした。

言葉の足らないわたしは、押山先生のサポートを受けながら、何度かEmpower財団のスタッフの方々にお話を聞く機会を頂戴しました。スタッフの皆さんはとてもお忙しい方々なので、なかなかお話の時間が充分にとれないのは難点です。

第一期の体験学習では、Empower財団のメンバーの構成や創立の大まかな歴史を追いながら、財団について理解を深めました。そんな一期を過ごして、最終的には「タイ社会の<セックスワーカー>に向くジェンダー観」というテーマで報告書がまとめられるように、第二期では調査を進めたいと思います。

日本語の授業

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