アシスタント(長期FS第3期生)の感想から

2009年11月16日 

私は2002年度第3期の長期FSに参加しました。当時大学4年生でした。
当時の私の体験学習のテーマは、「子どものメンタルケア」でストリートチルドレン支援の民間団体にお世話になりました。

現在、2009年6月からチェンマイに来て、私はチェンマイ大学にある外国人向け語学コースにてタイ語を勉強しています。

学生で長期FSに参加していたときには、全てにおいて余裕が無かった気がします。
しかし何もかもが初めての事、何もかもが分からない・何もできない中でどういう状況においても自分が動かないと始まらない、ということを学びました。

今回、アシスタントとして現役の長期FSに参加した学生と関わってみると、客観的に見ることができるので「そんなに悩むことは無いんじゃないのかな」と感じることもあります。でも、それだけ彼女たちがいろんなことを真剣に考えているのだろうなと感じています。

これから始まる体験学習は承知の通り楽しいことばかりではなく、言葉の壁や文化の違いへの戸惑いを感じることがあると思いますが全ては自分次第で変わります。
他人にも自分にも思いやりの心を忘れずに楽しんで過ごして欲しいです。

FSは自分のことを知り、他人のことを考えることのできる良い機会です。
私にとってのFS、特にその中での人との出会いは人生の中でとても大きなものになりました。
机の上での勉強ではわからない自分で感じることの大切さを学ぶことのできるのがFSだと私は思います。

当初、長期FSは自分にはハードルが高すぎると思っていました。でも実際は、決して難しいものではなく、自分次第でさまざまなことを学べる場だと思います。

興味のある学生の方は、長期FSでタイに行かずに後悔するより、とりあえず飛び込んでみたらどうでしょうか?
世界が広がると思います!

青木祐子(卒業生・長期FS第3期生)

ドロップインセンターや政府施設などを経由してきた元ストリートチルドレンの子どもたちが共同生活をしている民間施設で体験学習をしました。子どもたちは学校へ行き、地域やNGOのアクティビティーを通じて、自分たちの将来を見出しています。写真は、アクティビティのひとつで、「ろうけつ染め」をしているところです