恵泉祭報告(1)

2022年11月14日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

11月6日、"恵泉祭"を開催いたしました。秋晴れのもと、実に3年ぶりの対面開催でした。
もっとも、コロナ禍は大分、下火になりつつあるとはいえ、新たな感染拡大の不安は消えていませんので、入構者は原則、学生とその保護者、大学関係者に限定しての開催でした。
それでも、学生たちが一堂に会して集うことができたことは、大きな喜びだったと思います。

第34回となる今年の"恵泉祭"のテーマは、「「つながる」でした。コロナ禍に閉ざされて3年近く。学生たちがどんなに孤独を強いられてきたかが思われました。友人と思う存分語り合い、笑いあい、哀しみを分かち合いたい若き日に、それがままならない日の切なさは、想像を超えるものがあることでしょう。また、国内外にはばたく道も狭められ、日々の部活やアルバイトにも大きな制約を受けていることでしょう。未曽有とも言われているこの時代に多感な青春時代を過ごしている学生のことが案じられてなりませんが、そうして閉ざされる日々にあって、恵泉生たちの心もけっして閉ざされず、物理的に距離を置いたからこそ見える大切なものに気づいたことが伝わってくるテーマでした。そこには他者を思い、自分自身を世界&自然の中において見つめる視野の広さと深さもこめられていると思います。コロナ禍に加えて世界情勢も厳しさを増している今日、河井道先生のお言葉"汝の光"が確かに多摩キャンパスに輝いた恵泉祭でした。
その模様を写真でご報告させていただきます。ご覧いただければ幸いです。

大学正門から構内のいくつかの様子

オープニング礼拝で開会宣言をする実行委員長と感話を述べる副実行委員長

実行委員会の学生たち

さまざまな催し・ショー・発表から、その一部です

恵泉祭の最後を飾ったメイ・ポールダンス

なお、この日は、3年ぶりのリユニオン(卒業後25年)の会と在学生の保証人懇談会も開催いたしました。その模様は恵泉祭報告(2)として、再来週にご報告させていただきます。