恵泉ディクショナリー

貧困の罠国際社会学科

[ひんこんのわな]  poverty trap

貧困の罠とは

開発途上の国々では、多くの場合、低い労働生産性のもとで、少ない所得しかえられておらず、また、教育の水準も低い状態にあり、結果として生産性が向上しないため、低所得→低教育→低所得という低位均衡(low-level equilibrium)が成立している。この悪循環を貧困の罠という。
なお、貧困とは、低い労働生産性・所得といった経済の状態だけをさすものではなく、物質的な状態(土地、水など)、身体的な状態(感染症、栄養など)、対外的な状態(政治力や対外交渉力など)の欠如によって発生する複合的な問題である。
関連する用語としては、貧困、国際協力・ODA、トリクルダウン効果、ビッグプッシュ理論などがある。
恵泉では、国際関係入門、国際協力論、ODA論といった講義でこれらの用語の説明が行われている。

2012年11月19日 筆者: 谷本 寿男  筆者プロフィール(教員紹介)

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