恵泉ディクショナリー

フィールド・スタディ国際社会学科

[ふぃーるど・すたでぃ]  Field Study

フィールド・スタディとは

フィールド・スタディ(Field Study)とは、社会、開発あるいは環境といった現代社会のかかえる課題や問題を日本国内あるいは海外の現場において実際に体験することを通じて、自らの問題意識を高めるために用意された学習プログラムである。最近では、多くの大学においてカリキュラムに組み込まれ、NGOやNPO、あるいは旅行会社なども国内外の体験の場をフィールド・スタディとして提供している。
恵泉のフィールド・スタディは、NGOや旅行会社に丸投げするのではなく、長年そのフィールドを専門とする専任教員によってプログラムが組まれるので、学生は現地の当事者の視点を学ぶと同時に、教員の追体験をおこなうことが可能である。
具体的には、東アジアや東南アジア、アメリカやヨーロッパを対象に、2週間程度の短期フィールド・スタディと、毎年秋学期に5ヶ月実施するタイ長期フィールド・スタディにわかれる。特に、タイ長期フィールド・スタディは、タイのチェンマイ大学やNGOと協定を結び、北タイ地域の開発課題や社会問題を深く掘り下げるプログラムとなっている。なお、これらのプログラムでは、事前学習(社会調査方法論)に始まり、現場でのフィールド・スタディを経て、フォローアップ、ステップアップと1年間(2つのセメスター)を通じて、担当教員やプログラムに参加する仲間と学ぶ機会となっている。

筆者: 谷本 寿男  筆者プロフィール(教員紹介) 堀 芳枝 筆者プロフィール(教員紹介)

2011年11月04日  

ハ行