恵泉ディクショナリー

ツーギャップモデル国際社会学科

[つーぎゃっぷもでる]  two gap model

ツーギャップモデルとは

開発途上諸国が、経済発展を成し遂げる上で、制約となっている国内貯蓄不足(domestic saving)と外貨不足(foreign reserve)という二つのギャップを埋めるために、先進国からの援助、あるいは海外からの民間投資が有効であると主張で、1950年代から60年代にかけて提唱された。しかし、現在においても、世界銀行やアジア開発銀行といった国際金融機関による金融支援あるいは日本のODA(政府開発援助)の理論的な裏付けとなっている。
ここで、国際金融機関や先進国からの援助は、開発途上諸国が開発を進めるための財とサービス(機材や設備、技術)の輸入に必要な外貨部分の補填という本来的な役割からみれば、開発途上諸国への国際収支支援ということになるが、実態は、開発途上国政府や政府機関が行うインフラ整備のための財政支援にすりかえられているという問題がある。
恵泉では、国際関係入門、国際協力論、ODA論といった講義でこれらの用語の説明が行われている。

2012年11月19日 筆者: 谷本 寿男  筆者プロフィール(教員紹介)

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