恵泉ディクショナリー

堆肥人間環境学科

[たいひ]  compost

堆肥とは

堆肥とは、稲わら、樹皮(バーク)、家畜糞尿などの有機質資材を堆積し、好気的発酵により農作物に障害を与えなくなるまで腐熟させたものをいいます。 土壌改良や地力維持を目的として使用されます。
狭義には、わら類などの植物質資材を原料として堆積発酵させたものを「堆肥」、家畜糞尿を原料としたものを「きゅう肥」、有機性廃棄物(未利用資源)を原料としたものを「コンポスト」ということもあります。 しかし、一般的には一種類の原料だけで堆肥化することは少なく、例えば家畜ふんにわらやおがくずなどを混合して堆肥化されています。 そのため、これらを総称して「堆肥」と呼んでいます。 単一の原料による堆肥は、「牛ふん堆肥」のように原料名を、複合原料による堆肥は、「おがくず混合牛ふん堆肥」のように、副原料と主原料を併記して表わされています。
堆肥を製造するための原料(堆肥化資材)は、家畜糞尿、稲わらなどの作物残渣、バークや剪定枝などの木質くず、汚泥類、生ゴミ(厨芥類)、食肉や魚の加工残渣、発酵菌体、その他の有機性廃棄物など多岐にわたっています。 それぞれの資材によって理化学的な性質が異なるため、炭素率の高い木質+炭素率の低い家畜糞尿のように、性質の異なる複数の資材の組み合わせによる堆肥化が行われています。
恵泉では、落ち葉や生ごみなどを原料にした堆肥作りを行っており、地域内での物質循環を図っています。

2011年01月27日 筆者: 片倉 芳雄  筆者プロフィール(教員紹介)

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