花壇の植え替え~デザインに込めた想い~ 社会園芸学科

2022年08月02日
 ゼミ/授業名:専門基礎演習Ⅰ(2年ゼミ)

社会園芸学科2年生の専門基礎演習Ⅰ(ゼミ)で実践している花壇づくりも、ついに植え替えの段階まできました!4月にタネを播き、5月にポット上げをして育てた苗を3つの花壇(三日月花壇と、2つの短冊形花壇)に植え付けます。学生は3つのグループに分かれて、それぞれが担当する花壇のテーマとデザインを考えました。
今回は、6月28日に行った花壇の植え替えについて、投票で1位になり、そのデザインが採用された3名の学生が報告します。

花壇を作る上で、「デザインをする」ことから始めたことは私の経験上初めてのことだったので、少し難しく感じました。「植物の草丈を考えながら、見栄えをよくするにはどのように配置したら良いのか」、また「見てくれる人を楽しい気持ちにさせるにはどのようなテーマで考えれば良いのか」これらの点を中心にデザインしていきました。
実際に苗を植える際は、まずは花壇のデザイン通りに苗を配置することから始めるため、みんなで協力して作業することが大切であると実感することができました。また、苗を配置する際、定植する部分の中心にロープを張り、ずれないようにすることも学ぶことができました。同時に、学科全員で作業をするため、絆も生まれたのではないかと感じます。
これらのことから、作業自体は短い時間しか行うことができなかったけれど、今回の植え付けで様々な収穫があったと感じます。次にこのような機会があったら、今回学んだことを活かしていきたいと思います。

第1グループN.A.

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6月28日、短冊形花壇の植え替えを行いました。私の描いた花壇図に沿って、苗の植え付けを行いました。私は、まさか自分の花壇図が選ばれるとは思っておらず、嬉しくて嬉しくて前日から作業を楽しみにしていました。花壇図では、テーマを「包み込む愛」に決め、丈の高い草花を後方と左右端に配置し、その他の草花を包み込むような形になるようにしました。最近、暗いニュースが多く、孤独感や不安を覚える人も多いと思うので、「あなたを愛している人、見守る人はたくさんいるよ」というメッセージを込めました。花の色もなるべく上下で被らないように慎重に選び、パッとみた瞬間に鮮やかに映るように、それでいて安心感を与えられるような花壇を目指しました。
植え付け作業では、暑い中多くの人が真剣に作業に参加してくれて、とても嬉しかったです。位置がズレていたら、みんなでどこがズレているのか話し合ったり、指示を出しあったり、確認しあったりしました。花壇の完成度を高めようとしてくれたみんなのおかげで、素晴らしい花壇が完成したと思います。この花壇を見た人が少しでも明るい気持ちになってくれたらいいなと思います。

第2グループR.N.

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2年ゼミの花壇はバスを降りてすぐ目に付き、また人通りの多い場所なので、見てポジティブな気持ちになるような花の配置を意識しました。三日月花壇の中心部にフレンチマリーゴールドでハート型に配置をした所が1番のポイントです。この花壇を見た人に笑顔になってもらえるようにという思いで考えました。
植え付けに関しては、この日は気温が高く日も出ていため、非常に暑い中での作業でしたが、植物が根付くのを楽しみに黙々と作業をしました。最後に花壇全体に水やりを行いました。土が乾いていて思っている以上に沢山やる必要があり、2,3回往復しました。水やりをすると、途端に花が活き活きして見える所が好きなので、そんな綺麗な花を眺めながら楽しく行いました。

第3グループK.S.

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※なお、草花の育苗中、極端な寒暖差があったこともあり、発芽や生育が芳しくないものが多くありました。そのため、実際には、学生のデザインした通りの草花だけではなく、代わりの品種や草花を使った箇所があります。

耕うん
図を見ながら苗を並べる
植え付け
水やり

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担当教員