2019年度をふりかえって、学生への感謝と表彰を行いました

2020年01月27日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

明日をもって秋学期の授業がほぼすべて終了となります。
それに先立って、先週、2019年度をふりかえって、学生たちへの感謝と表彰の式を行いましたので、ご報告いたします。

感謝状の授与

まず一つは、聴覚障がいのある学生たちのノートテイカ―を務めてくれた学生への感謝状授与式でした。

本学は以前から聴覚障がいのある学生を受け入れておりますが、その学生たちの授業サポートのために授業中にノートテイクをしてくれた学生たち、また授業で使う DVDの文字起こしをしてくれた学生たちに感謝の意を表して、毎年贈っているものです。今年度は1年生に3名、4年生に1名の聾学生が在籍しておりますが、その学生たちのために、23名のノートテイカ―が活躍してくれました。
テイカ―全員の総テイク時間は1238時間、文字起こしは53件で539枚でした。
23名を代表して感謝状を受け取った小林弥生さん(社会園芸学科4年生)のテイク時間は173時間、文字起こしは108枚という記録でした。
ノートテイクは地味で、根気のいる作業です。自分自身にも授業があり、部活やアルバイト、就職活動等々で忙しい中、他者のために誠心誠意、努めてくれた学生たちに心から感謝の思いです。

受賞者(*年間ノートテイク15時間以上、文字起こし15枚以上の学生が対象)

  • 小林弥生(PH4年)
  • 篠原わかな(PH4年)
  • 古澤歩夏(IS4年)
  • 佐藤絢乃(IS4年)
  • 橋本真理(PH4年)
  • 森島美玖(JL3年)
  • 城乃園愛嘉子(EC3年)
  • 小林愛実(EC3年)
  • 石原瑠波(IS3年)
  • 高田莉紗子(IS3年)
  • 乙川由乃(PH3年)
  • 山崎菜央(JL2年)
  • 和田佳也(EC2年)
  • 山崎由梨奈(EC2年)
  • 八木藍美佳(EC2年)
  • 中村理利子(IS2年)
  • 白拍子華奈(IS2年)
  • 北はづき(JL1年)
  • 滝口稚菜(JL1年)
  • 濱里愛(EC1年)
  • 本間珠鼓(EC1年)
  • 長沢優香(IS1年)
  • 井上晴美(CC1年)

JL:日本語日本文化学科 EC:英語コミュニケ―ション学科 IS:国際社会学科 PH:社会園芸学科 CC:大学院人文学研究科

ノートテイカ―の皆様へ感謝状の授与

学長賞と特別賞の授与

続いて、学内表彰制度授与式を行いました。
これは、学内外での活動、課外活動、ゼミなどを通して、今、本学が掲げている「生涯就業力」を体現している学生を表彰するものです。今年度から初めて行う表彰ですが、まさに地域や身近な人たちのために、心を尽くして活動・行動している学生たちに目をとめて、自薦・他薦を問わず募集しました。第1回目の今回は、教職員からの推薦のあった以下の6名と2つの団体に「学長賞」が、1名に「特別賞」が贈られました。

学長賞

高石茉弥(社会園芸学科3年)

オーガニックカフェの代表。衛生管理責任者の資格を取得し、地球環境への負荷を減らすための新たな取り組みの提案など、カフェの運営に積極的に取り組み、社会の課題と学びを結びつけた活動を実施した。

高山円花(英語コミュニケーション学科2年)

GCP*のクラスで、クラスメートとのコミュニケーションを大切にしながら、授業の作業に取り組んだ。困難な状況でも常に努力を惜しまず、前に進もうとする姿勢がクラスに大きな影響を与えた。
Global Challenge Program
グローバル社会と深く関わる英語力を鍛える選抜プログラム

五十嵐夏海(英語コミュニケーション学科4年)

本学が毎年開催しているサマープログラム*にボランティアとして4年連続参加し、プログラム運営に多大な貢献を行った。
サマープログラム
中国、韓国、台湾、タイなどの協定校から参加した短期留学生が、日本語や日本文化を学ぶ夏季語学研修プログラム。2週間にわたる全日程で恵泉のボランティア学生が参加し、日本語授業のサポート、都内観光の計画から実施まで活発な国際交流の場になっている。

高橋瑠奈(日本語日本文化学科4年)

本学が毎年開催しているサマープログラム*にボランティアとして3年連続参加し、プログラム運営に多大な貢献を行った。

田村奈々(英語コミュニケ―ション学科2年)

本年の「恵泉祭」実行委員長。苦労の多い一大イベントを皆の協力と信頼を得て成功裡に収めた。

齋藤葉月(英語コミュニケーション学科2年)

本年の「恵泉祭」副委員長。委員長を助け、一大イベントの成功に尽くした。

団体 ファーマーズマーケット
  • 石川夏実(PH3年)
  • 飯田朋恵(PH3年)
  • 佐藤舞(PH3年)
  • 小堀陽菜(PH2年)
  • 宮川ひかり(PH2年)

恵泉をフィールドに「食べる物をつくる人」と「食べる人」がお互いの顔が見える場・出会う場を作ることを目指したファーマーズマーケットの開催に際し、出店者の募集・広報・開催準備・フォロアップ等を、学生が主体的に企画運営に努めた。

団体 KEES、恵話会

代表

  • 高崎夏帆 (EC2年)
  • 蘆 仁淳 (JL1年)

身近な所を平和で和やかな場所にするという理念のもと、多摩市内の保育園、児童館、高齢者施設、障がい者施設等を訪問し、読み聞かせや手遊びを通して、英語活動の支援や余興活動等を実践。長期休暇期間も練習や活動を積み重ね、地域への奉仕活動を通して、PDCA活動を常に体験し、日々研鑽を重ねた。

特別賞

高石茉弥(社会園芸学科3年)(前記の通り)

中山洋司学園長から「特別賞」の授与

授与式を終えて、皆で記念撮影を行いましたが、一人ひとりの笑顔が輝いていて、教職員も共に喜び、感謝の気持ちを伝え合うひと時となりました。

授与式を終えて、全員で記念撮影