タイ・チェンマイからの手紙 「長期フィールドスタディ」体験記

恵泉女学園大学では、日本や外国を理解する際に、机上の知識だけでは学び取ることのできない人間的な理解こそ必要だと考えています。恵泉女学園大学では国外現地授業として、約5ヶ月間タイで実施される長期フィールドスタディが用意されており、今も、多くの学生が現地で学んでいます。そんな様子を学生の皆さんが現地からレポートいたします。

体験学習テーマに関する学びーヒンラートナイ村

2017年01月16日  投稿者:国際社会学科3年 山﨑汀沙

私はヒンラートナイ村というカレン族の村で「薪から見る森の守り方とは」をテーマに体験学習を行いました。ヒンラートナイ村の人々は森とともに生活しており、家や豚小屋、農作業に使う道具やまな板、燃料として使う薪など、日常生活のあらゆる場面で木や竹を利用しています。

私はその中でも、彼らがどのように森を守っているのかを薪に焦点を当てて、村人に聞き取りを行ったり、実際に薪を集めに行くのについて行ったりして、調査しました。

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学生による長期タイプログラム評価会

2017年01月11日  投稿者:IS3年 三浦萌

日本に帰国する前日の12月27日に長期タイFSプログラム評価会を行いました。これは、長期タイFSに参加した学生が、その年のプログラムがどうであったか評価し、大学がその評価を検討、反映し、次年度より良いプログラムにしていくために毎年行われているものです。

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学生による長期タイFSプログラム評価

体験学習テーマに関する学びーエンパワー財団

2017年01月10日  投稿者:IS3年 守屋亜純

私はタイ長期FSの体験学習をチェンマイにオフィスを構えるエンパワー財団というNGOで行っていました。このNGOはセックスワーカーとして働く女性のために作られた当事者グループのNGOで社会からの偏見や不平等な立場など様々なスティグマにさらされている女性たちに学びの機会を提供し、セックスワークは正当な労働であるという権利を主張しながら活動しています。エンパワー財団では社会の偏見と闘い、権利を主張していくためにセックスワーカーの女性たち一人ひとりが力を持つことが必要だと考え、人権や法律、正当な労働条件、語学などの教育を提供し、女性のエンパワメントを促しています。

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長期タイFSで得たもの

2017年01月07日  投稿者:IS 2年 M.T

約4ヶ月間のタイ長期FSが12月28日をもって終了しました。8月18日に始まり、長いと思っていたのが嘘のように、今ではあっという間であったと感じています。FSではタイ語や歴史、文化といった様々な授業を受けましたが、全体を通して得られたものは知識だけではありませんでした。むしろ、知識以外のものの方が多かったように思います。

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私の体験学習テーマの学びーNew Life Center財団

2017年01月05日  投稿者:国際社会学科4年 和野茜

私は、New Life Center(以下NLC) というNGOで「New Life Centerの活動から見るエンパワーメントの考察」をテーマに体験学習を行いました。NLCでは、人身取引や虐待などの被害に遭った、または被害に遭う危険性のある山岳少数民族の少女の保護とケアを行い、自立に向けて教育などの様々な機会を提供しています。そして、少女たちはその機会を得ることでエンパワーし「新しい人生」を得るための様々な力を促されています。女性問題と女性のエンパワーメントに興味があった私は、NLCのエンパワーメントの方法や内容、その効果について少女たちと共に過ごし体験しながら考察してきました。

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