それぞれのハロウィーン・ストーリー 英語コミュニケーション学科

2021年10月29日
 ゼミ/授業名:有馬ゼミ

授業ではアメリカに住む多様なバックグラウンドの人たちのストーリーをシェアしています。今日はインド系アメリカン作家ラヒリの心暖まる珠玉の短編をご紹介します。

リリアはアメリカ生まれアメリカ育ち。でも両親はインドからアメリカに移住してきました。ある時、両親が声をかけて、同じ南アジア出身のピルザダおじさんがリリアたちの家に毎晩遊びに来るようになります。ピルザダさんは動乱で揺れるモト国に奥さんと七人の娘を残してアメリカに研究に来ています。両親とおじさんは毎晩、南アジアの動乱のテレビニュースに釘づけです。

ハロウィーンの季節になるとリリアはおじさんにジャックオーランタンのカボチャのつくり方を教えます。おじさんはこの日だけは、モト国の動乱のニュースのことは忘れたいと思うのですが・・・。

リリアと両親がピルザダさんの家族のことを一緒に心から心配する気持ちが痛いほど伝わってくる、小さいけれど深い物語です。続きは授業で・・・^0*

担当教員:有馬 弥子

アメリカの大都会の活気と魅力はどこからくるのでしょうか。たとえばニューヨークには様々なバックグラウンドの全世界各地(中南米、カリブ海諸国、アジア、中近東、ヨーロッパ等々)からの人々が集まり、多種多様な文化があふれています。そこに暮らす人々の生活や心情を生きいきと映し出す英語のストーリーや映画をシェアしませんか、その人たちの友達になる一歩を踏み出してみませんか、ニューヨークの一員になってみませんか。

有馬 弥子