巨大製鐵所を見学、わたしたち文系女子 歴史文化学科

2011年09月26日
 投稿者:児玉真弓
 ゼミ/授業名:杉山ゼミ

わたしたち3年杉山圭以子ゼミ(南アジア)一行は、9月20日、千葉県にある新日本製鐵君津製鐵所を見学しました。なぜ、文系女子のわたしたちが製鐵所なのか疑問に思われたかもしれません。わたしたちは春学期からこのゼミで、人の移動やモノの流れが世界の動向を左右し、時代までつくっていることを学び、高校時代とはちがう「歴史」に初めてふれました。また、この視点をもつことで、遠いはずの「世界」が意外にも自分たちとつながっていることにも気付かされました。こんなわたしたちに、先生は秋学期を前に鐡(てつ)の提案。鐡が主役のでっかいモノづくりの現場から、世界の今を知って、今度はその今と歴史の関係を考えるように、と。

この日は、台風の接近であいにく終日雨模様でしたが、東京ドーム220個分という広大な敷地の一部を、同社広報センターの増田さんにマイクロバスでご案内いただきました。工場では原料の前処理、製銑、製鋼、各種加工から、わたしたちの出したプラスチック・リサイクル処理までがおこなわれていますが、世界一の「第四高炉」の圧巻と表面温度1200度もの厚板からこのほほに伝わる熱風のリアル、2時間におよぶ濃厚な見学もあっという間に感じられました。増田さん、有難うございます。わたしたちと同じ女子で同い年、あんなにもご活躍されておられるお姿、まぶしかったです。熱い鋼を冷ます水の再利用や地域環境としての森作りなどに、この見学中、恵泉の園芸の授業を受けてきたわたしたちは親近感も覚えました。

専門のことだけを研究するのではなく、広い関心をもち、そこに躊躇なく飛び込めるのは、少し変わったこのゼミでなければ、できなかったかもしれません。

担当教員:杉山 圭以子

「わかりやすさ」だけが尊ばれ、深く考えることが、下手をすれば冷笑されてしまう昨今、あえて、すぐには答の出ない問いに一緒に向き合ってみたいと思います。

杉山 圭以子