小林ゼミ、市民果樹園との関わり(2010年秋) 人間環境学科

2010年11月22日
 投稿者:小林 幹夫
 ゼミ/授業名:小林ゼミ

市民団体の運営する果樹園が、多摩市内の公園にあります。3年生は、そこでの栽培ボランテイアを通して、自分たちにできる地域貢献について考えています。 4年生は、卒業論文の仕上げに力を注いでいます。

多摩市内の鶴牧西公園の一角に、多摩市の委託を受けた市民団体が、4つのグループに分かれて運営している「果樹の森」と呼ばれる市民果樹園があります。 38種類の果樹約350本を植栽された園地で、3年生を中心に学生有志のグループは、市民団体の方と一緒に今年の5月から栽培ボランティアとして活動しています。 モデル果樹園を造るため市民とともに園内を整備するなかで、美しい景観を作り、おいしい果物を収穫するために、メンバーの高齢化に対応できる管理方法を模索しています。 この市民果樹園でのボランテイア活動を通して、地域の人々との交流を図り、学生たちは徐々に活動的になってきました。

4年生は卒業論文の作成に追い込みをかけてます。各自のテーマは生産園芸学の分野よりも社会園芸学の領域、つまり、暮らしのなかの園芸における生産行動、生産物の利用、 それらの行為や産物が人間にもたらす直接的・間接的効果。または、それらを媒体とした人芸関係などを多く取り上げています。特に、文化、教育、環境、経済、心身の健康、 歴史など「どのように人間と園芸がかかわっているのか?」という視点をもつ「社会園芸学」の領域がテーマになっています。

市民果樹園での活動

卒業論文作成に追い込みをかける

担当教員:小林 幹夫

生産園芸学の視点だけでなく、社会園芸学の視点。生産者の視点と生活者の視点の両方が必要。園芸を通して豊かな生活とは何かを追及するためには両方の視点をバランスよく持つことが大切だと考えています。

小林 幹夫