箱根ゼミ合宿 人間環境学科

2010年09月11日
 投稿者:篠田 真理子
 ゼミ/授業名:篠田ゼミ

8月23~25日の2泊3日で、3年4年合同の篠田ゼミ合宿を行いました。

1日目、2日目とも午後は卒論の予備発表。4年生全員が卒論に向けて研究してきた経過を報告しました。眠い目を擦りながら3年生もじっと耳を傾けています。

4年生はさすがの貫禄で、お互いの卒論に鋭いツッコミをしていました。3年生はまだまだ遠慮がち。でも1年後にはきっと先輩のように質問や自分の意見を述べられるようになっているでしょう。

2日目の午前中は、箱根の自然を探訪しました。強羅からケーブルカーとロープウェイを乗り継いで芦ノ湖(桃源台)へ。上空から大涌谷の壮大な風景を楽しみます。桃源台から大涌谷までは、自然探勝歩道をハイキング。パークボランティアの方が二人ついてくださり、じっくり観察しながらのハイキングです。

ちょっと驚いたことに、指導してくださるボランティアはお二方とも女性の方。お一人は地元の方でしたが、もう一方はなんと東京杉並区から始発のバスと電車を乗り継いでやってきてくださいました。人工林とブナ林の違いを観察したり、植物を味わったり、においをかいだり、触ったり、花の質感の違いを眺めたり、周辺の地理についてもたくさんのことを教えていただきました。どうもありがとうございました。

今回は4年生が企画して、旅のしおりも準備するなど、学生の自主性が十分に発揮された合宿でした。できることはそれぞれ違うけれど、自分なりに精一杯のことをして、それぞれが少しずつ成長する合宿になったのではないかと思います。

自然探勝歩道にて

宿泊先の箱根太陽山荘の前で

担当教員:篠田 真理子

環境問題は家庭生活、地域社会、学校生活など身近な場所から地球規模まで、さまざまな領域と絡み合っています。難しい議論はたくさんありますが、自分にとって快適に暮らすこと、自分以外の人々――同じ国に住む人や遠くの国の人――にも自然にも負荷をかけないこと、と考えれば単純なことかもしれません。ワクにとらわれず一緒に考え実行していきましょう。

篠田 真理子