体験学習テーマ発表

2022年09月06日  投稿者:IS 3年 H.I

私たちの2か月間に渡る村やNGOでの体験学習をサポートしてくれるNGOのISDEP(Institute for Sustainable Development Education and Promotion)スタッフの前で、各学生の体験学習テーマについて発表しました。

まず体験学習テーマ発表の前に、絵を描いて自己紹介をしました。人によって描いているものが様々で、自分が大切にしているものや人を再認識する機会となりました。描き方、描くペンの種類、何を絵の中心にするかなど、それぞれの個性が表れていて面白かったです。タイに来てから毎日一緒に過ごしていますが、メンバーの新たな一面を知ることができました。

自己紹介も終わり、自分たちの体験学習テーマとそのテーマに関心を持った理由について発表しました。今年の学生は、子ども、観光、女性、伝統衣装などに関心を持っています。各自が一通り発表した後、ISDEPスタッフと各学生の体験学習テーマについて質疑応答が繰り返されました。私は意外にも答えることができず、まだ自分の中で明確になっていない部分があること、自分の中にある思いを他者にわかるように説明することは思った以上に難しいことに気づきました。ISDEPスタッフは、私たちの希望する体験学習テーマに沿った体験学習先を選ぶため、私たちの関心や興味がどのようなものなのかを知るために、何度も質問し、私たちの気持ちを引き出してくれました。顔をしっかりと見て相槌を打ちながら聞いてくださる姿から、私たちに寄り添ってくれていることが伝わりました。また、「体験学習テーマが自分や地域にどう役立つのか」や「幸せに学ぶとはどういうことか、逆に幸せではない学びとは何か」、そして「体験学習の不安とその解決策」についても問われました。この質問から、体験学習は自分のためだけに行うものではなく、地域社会や体験学習先に影響を与えるものであることに気づかされました。この発表を通して、体験学習を行うにあたっての感情を整理する機会にもなりました。

9月下旬から実施される体験学習は、長期タイFSの核となるもので、私たちにとっても大切な学びになります。長期FSは、実施に関わって下さる先生方の支え、これまでの先輩方の努力、そして受入側のNGOや村の方々の理解と協力があって今日まで続けられてきています。多くの方々の関わりの中で、学ぶことができるという意識と感謝の気持ちを持って、体験学習に臨みたいと思います。

自己紹介と体験学習テーマ発表