長期タイFS 体験学習テーマの学び

2020年02月17日  投稿者:IS3年 ゆか

こんにちは。今回は、2カ月間の体験学習テーマである「クルーナム財団が救済しているタイ・ミャンマー国境の子ども達の問題」について学んだことを書いていこうと思います!

2カ月間の体験学習期間では、子ども達がどのような問題を抱えているのか、問題の背景について学んでいきました。

子どもが救済される背景として、親が麻薬のバイヤー、麻薬中毒でるために刑務所にいるなどの理由で親がきちんと育てることができないことなどが挙げられます。

しかし、その問題の根本には、政府と少数民族の内戦があります。その影響から逃れるために山の上で生活していた人たちが内戦の被害が少ない国境沿いの街に逃げてきています。もともと山の上で農業をして生計を立てていた少数民族は街で働くスキルがないため、物乞いや、麻薬のバイヤーというような選択肢しかありません。

このような背景があるのを知ると、救済された子ども達に対して「かわいそうな子ども達」というようなイメージを持ってしまうかもしれません。しかし救済された子どもたちは、毎日学校に行ったり、共同生活を通して年上の子が下の子の面倒を見たり、自分たちで食器を洗ったり、洗濯物を干したり、野菜やお米を育てたりと、勉強だけではなく、これから生きていく上で大切なことを学んでいるように思えました。

2カ月の体験学習を通して問題の背景についてなど詳しく学ぶことができましたが、実際に救済されている子ども達と1週間ほど生活をしてみて、つらい経験をしているけれど毎日一生懸命勉強しているのを見れたこと、喧嘩をしたり遊んでいるのを実際に見て、わたし自身持っていた「かわいそうな子ども達」というイメージがなくなったことが、一番の学びになりました。

子ども達と稲刈りをしているところ