第1期体験学習を終えて〜ヒンラートナイ村

2019年10月15日  投稿者:IS 2年 甲賀 光留

こんにちは。タイ長期FSに参加している甲賀光留です。10月4日に第1期体験学習を終えました。私がお世話になっている体験学習先は、ヒンラートナイ村という村人107人ほどが暮らすカレン族の村です。

村はチェンライ県にある標高900mの山の中にあります。第1期体験学習中は、今が旬の「マコム」という村人が森で拾って来たとても苦い実を洗ったり、お茶の葉を摘んでお茶を作ったり、カレン族の伝統的な脱穀機でお米を脱穀したり、豚の餌やりのなど、日本では体験できないようなお手伝いをさせてもらいました!

特に印象的だったのはお茶を作ったことです。私はお茶が大好きで日本でもよく飲むのですが、お茶の作り方を初めて知りました。
知っているようで、知らないことがたくさんあることを実感しました。

お茶の葉

最後に、ヒンラートナイ村の村人の生活を見て考えたことがあります。村人は毎日やることが事前に決まっているわけではなく、その日に何をするのかを自分でその時に決めているように見えました。そしてそれはいつも自分のためだけではなく、家族が食べるために作物を育て収穫したり、作物が元気に成長するために雑草を刈ったり、森を持続的に利用するために切っていい木を決め必要な分だけ伐ったり、豚の餌にするためのバナナの幹や葉っぱを取るために、徒歩往復1時間半以上かかる畑へ行ったりと、いつも他の誰かのために働いているように私は感じました。また今まで私は、こんな風に人と自然の繋がりの輪を見たこともありませんでした。短い間ですが、この素晴らしい場所で素敵な村人と共に暮らし学べることに感謝をし、第2期体験学習では、自ら一歩を踏み出し村人に歩み寄り、村人のことをもっと知りたいと思っています。

ヒンラートナイ村