稲刈りをしました! 社会園芸学科

2022年11月08日
 投稿者:社会園芸学科1年I.H

恵泉女学園大学では、地元NPO「みどりのゆび」と地域の皆さまと共に、里山を保全する恵泉里地里山プロジェクトの活動をしています。社会園芸学科では、1年次に田んぼで稲を栽培します。まず4月に苗代に種籾を播いて苗を育てます。6月の田植えは、その苗を取って植えやすいようにまとめる苗取りから行います。そして10月の稲刈り。今年は予定日の前日に雨が降って足元がぬかるんでいたため、2回延期となりました。三度目の正直で10月22日に稲刈りを行いました。 6月の田植えと今回の稲刈りに参加した学生からの報告です。

今年の6月、初めて田んぼに素足で入って田植えをしました。社会園芸学科1年生全員で、順に一列に並んで苗をまっすぐ植えていきました。イヌビエという雑草が混ざらないように注意して植えました。
そして10月になり稲刈りをしました。鋸鎌で稲を刈り、束ねて稲架(はざ)にかけるところまでやりました。当日が雨でなくても、2日前に降った雨で田んぼがぬかるんでいて作業が大変でした。雨で何度も延期になりましたが、作業効率に影響がでることを実践して感じました。稲刈りには学生だけでなく、地域の方々も参加してくださいました。稲刈りを通して地域の方々との関わりをもつことができて嬉しかったです。
大学から田んぼまでは雑木林や畑が広がる里山を20分ほど歩きます。その際には先生方に野菜や花について教えていただきました。
田んぼでの作業は新鮮で貴重な経験でした。植物を通して人と関わるということをあらためて学ぶことの出来た機会でした。またこのような機会があったら参加していきたいです。自分で一から育てたお米を食べられるのが楽しみです。

前回の恵泉里地里山プロジェクトの活動報告はこちら
恵泉里地里山活動、苗代の種籾(たねもみ)播き
稲刈りを行いました!
里地里山活動と稲刈り

稲刈り
稲刈り
稲刈り
束ねる
束ねる
稲架がけ
束ねて稲架掛け
集合写真

担当教員:宮内 泰之

個人の庭から原生林まで、造園学は幅広い緑地空間を研究対象とする分野です。私は主に日本庭園の植栽デザイン、まちのみどり、里山の植物や生態系等をテーマにしています。庭や公園に植物を植え、維持管理していくためには、その植物の性質や本来の姿を知ることが欠かせません。また、植物は昆虫をはじめとする様々な生き物と密接な関係を持って生育しています。そのような植物のあり様を、現地調査を通して明らかにしていきます。

宮内 泰之