第2期体験学習〜印象に残った出来事

2017年12月05日  投稿者:国際社会学科3年 横尾朱音

今回は第2期体験学習を終えて、自分の印象に残ったこと、楽しかったことについて話したいと思います。それはローイクラトン(灯籠流し)に行ったことです。

タイでは、ローイクラトンという灯籠流しの祭りが毎年11月頃に開催されます。このお祭りでは、農業の収穫に感謝をし、水の女神に祈りを捧げ、罪を謝罪することで、自らを清めることができると信じられています。4月に行われるソンクラーン水かけ祭りに並んで、タイの代表的なお祭りの1つです。

チェンマイでは、イーペン祭りとも呼ばれ、コムローイと呼ばれる熱気球を空へ飛ばします。映画「塔の上のラプンツェル」のモデルとなった祭りでもあります。

タイ語で「ローイ」とは『浮かぶ・流す』という意味を持ち、「クラトン」とは『灯篭』のことを指します。この名の通り、バナナの葉や蘭の花で作られた灯篭を川に流すことがこのお祭りのメインです。

今年は11月3日から5日にかけて行われました。私はタイ長期FSが始まる前からローイクラトンを楽しみにしてきました。現在、体験学習をしている場所も、チェンマイにあることから、この祭りに参加することができました。

当日、ピン川は多くの人で賑わっていました。やはり、タイ人もさることながら外国人(観光客)が多くいたように思います。花火や爆竹の音が鳴り響き、とても大きなお祭りであることがよく分かりました。

川からターペー門に向かう道には多くの屋台が並んでいました。そこで特に印象に残ったお店がありました。亀やウナギを袋に入れて販売しているお店です。ペットとしての販売ではなく、川にこれらを放すと良い効果が得られるとされています。また、放す動物によってその効果が違うそうです。今回みれたウナギは、主に仕事運に効果があると言われているようです。身体が細く、滑りやすくいことから、物事が滞りなく進むという意味を持っています。また、亀は日本と同じ長寿の意味があるようで、放すことで健康を得ることができると言われているようです。屋台の店主から、このようなタイの文化を聞くことができ、勉強にもなりました。

第2期体験学習も終わり、残すはあと1か月となりました。楽しい思い出を糧に、第3期体験学習も調査を引き続き行っていきたいと思います。

コムローイ(紙気球)
ローイクラトン(灯籠流し)
亀とうなぎを販売している店